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[コメント] ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004/米)

対象年齢の設定が低すぎる作り。いくら児童文学が原作と言えども、もーちょっと丁寧に作っても良いのでは?。矛盾点が多いし、子役たちは中途半端に育ってるし,コアなファン以外にも映画として訴える説得力が足りな過ぎてガックリ。
TOBBY

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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本作は冒頭から共鳴できず。ハリーが気に入らないオバさんに癇癪を起こして魔法を使って家を飛び出す始まり。ハリーって虐げられても良い子なのが売り物のキャラクターじゃ無かったの?ティーンの反抗期にしても魔法を手にしたことによってそれを人間に感情のままに使用するなんて、あまりに粗雑。この時点でハリーのキャラクターが怪しいものになってしまい、またそこに物語の適当さが踊る。「小公子」や「ピーターパン」、ディケンズやトゥエインらの良質の文学と比べちゃいけないのかもしれないけれど、尽くエピソードが陳腐で漫画的。これは自分が少年の頃に観たとしても、そう感じたと思う。何より引っかかったのが人狼のルーピンとシリウス・ブラックの設定。なんで変身した時点でルーピンの理性は飛んでるのにブラックはハリーたちを守ろうとする理性があるの??。この辺もぐちゃぐちゃ曖昧で、なんか人狼とか出して適当に話を誤魔化そう的匂いを凄く感じた。唯一評価できるのは当たり前のように慣れてしまって見守ってしまっているけどホグワーツを中心とした魔法世界の世界観。それにしてもCGは時代とともにどんどん進化しても脚本がこんなに適当じゃ子供たちが可哀想。

(評価:★2)

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