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[コメント] オクトパス(2000/米)

気弱な主人公がまず不愉快。2000年製作と思えぬ特撮の手抜きが信じられない。適当に色々詰め込んだ脚本も最低。イージーな制作サイドの姿勢が映画好きとして許せない。タコかテロかどっちかにすべきっ!!。
TOBBY

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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冒頭は、まずキューバの潜水艦沈没で幕を開け,ガラッと場面変わり、あれ?タコ映画じゃなかったっけ?と思うほどに地上での大使館爆破テロのエピソードでそれなりに観せる。しかし、危機に瀕しても木偶の坊で感情移入の無い気弱な主人公(ハリントン)を目の当たりにして嫌〜な気持ちになってくる。で、主人公を乗せた潜水艦のシーンになると漫画チックな乗員たち(マッチョぶる口の荒い船長(ビークロフト)や、つまんない会話を粋と勘違いしてやりとりしたがる女性学者ロウェリー)に辟易。ここまでメインの人物が不愉快だと(しかもスターじゃないし)ムカムカしつつタコの安っぽい特撮や、今度は豪華客船へと移動する、次々何でも出せば面白いだろ!と勘違いしてる製作陣の姿勢が最悪。テロの主犯(イザノフ)に安っぽい特撮でタコがお腹から突き破り口から足が出てくるシーンはもう高校生の思いつきみたいでウンザリ。低予算でもしっかり丁寧に作ってる映画とか、きちっと真摯に脚本や映像を撮ってる他の映画に対しても失礼。最後に日本人が出てきて巨大タコを大量のタコ焼きにしてしまうとかギャグに走るなら許したが。そもそもタコとテロと密室というモチーフが奇麗に噛み合ってないのも許しがたい。素直に大使館爆破のテロ追求映画にしときゃ良かったのに。…。主演役者たちがその後、すぱっと奇麗に消えてるのが納得。

(評価:★1)

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