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[コメント] デッドコースター(2003/米)

革新的だった青春モダンホラー『ファイナル・デスティネーション』の待望の続編。今回はスプッラッタ度がアップ。考えられた脚本とのバランスも良く、この手の映画に、こうであって欲しいなぁという観客の要望にはすべて応えてくれている秀作。
TOBBY

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どうせホラーを見るのなら、フィクション全開よりも、どことなくノンフィクション的な方が個人的に好き。このシリーズは主人公たちの戦う相手が具体的なモンスターなどの姿を借りずに死神(運命)という形で登場するのが秀逸。本作を観ていると、ここまで極端ではなくとも、日常の中に運命というものを強く感じ出すはず。何と言っても見どころは冒頭のヒロインの予知夢であり、残酷すぎるのでCMが放映禁止になっという曰く付きの交通事故シーン。CGとスタントを駆使してリアルに再現されています。このシーンを見ると交通事故がどんなものであるかが身に染み、安全運転を心掛けるようになる。メインキャラクターたちのキャラクターの描き分けも巧く、脚本も前作同様、矛盾点の無い辻褄の合う構成なのが、観ていて他のC級ホラー映画のように疑問を挟ませず痛快。個々の登場人物たちの殺されるシーンのシチュエーションも、非常階段、エレベーターや歯医者、事故車内、バラ線、工事現場、などリアルに恐さを煽るアイディアに溢れています。どんなジャンルの作品にせよ、きちっと創られているのは視ていて小気味良い。ラストの後味の悪さも監督は観客の期待を解ってる!。

(評価:★4)

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