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[コメント] ニライカナイからの手紙(2005/日)

けなげにがんばる蒼井優と自然の光を使っている?のが岩井俊二ぽい・・
蒼井ゆう21

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







岩井俊二「花とアリス」でも、蒼井優がオーディションでバレエを踊り、がんばるシーンが出てきたが、この映画もカメラマンのアシスタントとして、ときには罵声を浴びせられがらも、けなげにがんばるシーンが出てくる。両者に共通するそのがんばりは、もくもくと、といった感じで、比較的おとなしいが芯は強い女の子というイメージが強い。そして、蒼井優のけなげにがんばる姿はとても魅力的であり、この作品でもそれは受け継がれている。しかし、同時にどこか天然さをも残してあっけらかんとしている面もあり、それもこの作品で見られた。 あと、曇りのシーン、夜のシーンがよかった。詳しいことはわからないが、できるだけそのままの光で(見えるように)撮影していたのかな、と思った。また、曇り、夜のシーンが多いように思えた。沖縄といえばカラッと真っ白というか黄色というか、雲ひとつない天気イメージだけど、この作品はそのような天気のシーンは比較的少なかいように思え、そのイメージとのギャップがあった。でもそれは悪いことではなく、むしろそれがこの映画の良さを高めているのではないかと思えた。

最後のねたばれするところはちょっと長いと思った。もう少し短くしたほうが逆に強まるのではないかと思えた。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ピロちゃんきゅ〜[*]

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