コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] どですかでん(1970/日)

超一流(=天才)の映画作家は自分のできることとできないことを正確にわきまえているが、一流(=秀才)の映画作家は努力すれば何でも可能になると考えているということが、はからずもこの作品を見て分かる。
ジェリー

黒澤色彩映画はどれもどきついが、この映画は特にズームの多用とあいまってほとんど失神しそうなくらいきたない。色彩映画に対する思い入れの強さが鼻についてしかたない。人間達のうつろさを描いていることにやや成功した箇所もあるが、全体的には映画そのものがうつろになっている。だれもこの映画が「羅生門」や「生きる」を超えているとは思わないでしょう。

(評価:★1)

投票

このコメントを気に入った人達 (4 人)おーい粗茶[*] 直人[*] 水牛太郎 sawa:38[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。