コメンテータ
ランキング
HELP

ジェリーさんのコメント: 投票数順

★2バットマン フォーエヴァー(1995/米)荒唐無稽な大作こそ、念入りに作って欲しいものだが、一言で言えば雑な出来。ニコール・キッドマンがこの映画に出てくる必然性も、悪役二人が組む必然性もいずれも説明弱すぎ。ジム・キャリーのどこに悪役の魅力があるのか。 [投票]
★4リリイ・シュシュのすべて(2001/日)「カタカタ」の字幕シーンを全く取り去ってしまった方がすっきりとして、傑作になってたんじゃないか。その分マイナス一点だが、この脱力感たっぷりの痛さは今の日本を覆う痛さとして普遍的な説得力を持ってると思う。 [投票]
★3ドラゴン ブルース・リー伝説(1993/米)ブルース・リーの伝記映画がクンフー映画になることは、自然ではなく映画の作為だ。(ジョン・ナッシュの伝記映画が数学映画にならなかったことを思い出してほしい) この作為は、でも、悪くない。作りは丁寧。[投票]
★1キリング・ミー・ソフトリー(2002/英)からみが売りですか? お人形顔の女とサル顔の男じゃすけべな気分にもなれません。それに筋には全く関係ないような…………。(その筋も途中で分かっちゃいました) チェン・カイコーさん、出直しが必要です。[投票]
★4オースティン・パワーズ ゴールドメンバー(2002/米)下ネタオンパレードのこの映画に集まる集まるビッグ・ネームのカメオ出演。はや風格さえ漂い始めた。間違いなく3部作中最高。不謹慎大好き。世界はSHAGでつながってるぜ、ベイベ〜〜〜〜〜〜ッ!![投票]
★2フロム・ヘル(2001/米=チェコ)切り裂きジャックの正体や殺人の動機などはとてもうまく出来ているが、こういう設定にすると猟奇性は後退する。セットのちゃちさが目に付きすぎた。[投票]
★3007/ダイヤモンドは永遠に(1971/英)くたびれはてているのは、ショーン・コネリーだけではない。映画の作りそのものも同様だ。人工衛星のちゃちさがはっきり分かっちゃうし‥‥‥今となっては、ショーン・コネリーはここで引退しておいて正解だったと思う。[投票]
★4彼岸花(1958/日)小津安二郎監督カラー作品1号。完成の域に達した技法がさらに精緻に展開される。絢爛とした映画を作りたかった意思が実に明瞭で、その意味ではこの映画は監督にとって初の試みである。関西弁の導入による平安朝様式のような柔媚な味わい。[投票]
★3悪い奴ほどよく眠る(1960/日)21世紀の作品といってもいいくらい。だが、映画が先取りしているわけじゃなく、日本が旧態依然であるに過ぎない。映画自体には三船敏郎の設定をはじめ作りすぎが鼻につき、かえってうそ臭さが感じられるところもある。[投票]
★4恋をしましょう(1960/米)マリリン・モンロー(またしても踊り子役!)がとにかくかわいい映画と言ってしまえばそれまでの映画であるが、映画という虚構の中での虚構としての「虚実」がきちんと描かれていて、手馴れた脚本作りだと感心した。[投票]
★2トラフィック(2000/独=米)ドラッグ問題を犯罪物語にせず、ホームドラマの要素を持ち込もうとしたところがみそなのだろう。しかし、アルトマン風の作りにした結果、すべてが中途半端なエピソードで終わってしまった。[投票]
★3白痴(1951/日)力みかえりも芸のうち。手を浸すと染みそうなくらいの北海道の闇の濃さに感心したので、多少点が甘くなった。[投票]
★4波止場(1954/米)吹き溜まりの波止場の匂いまで漂ってきそうな優れたロケ撮影。飾らず、そのまま見せることで人間の卑小さも尊厳も等身大に描かれた秀作。[投票]
★4酔いどれ天使(1948/日)三船敏郎という原石のダイアモンドを嬉々として磨いている若き巨匠の息遣いが伝わる。登場人物に落ちる夏の陽とよしずの影のリアルさ。 [投票]
★3ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001/日)なんともアナーキーにキャラ変質。ゴジラは白目ゾンビ化し、キングギドラは正統派ストロングスタイルも身に付ける。だから、このシリーズはやめられない。[投票]
★2クレイドル・ウィル・ロック(1999/米)噛むと硬くてスジが残る牛肉のような映画。理屈っぽさというスジが残るのだ。 [review][投票]
★3青いドレスの女(1995/米)シャープで乾いたキャメラよりも濡れたような艶のあるキャメラの方が、ハード・ボイルドを醸しだすという、これ映画の不思議。それをよく知ってらっしゃる。[投票]
★3一番美しく(1944/日)よくこんな地味なテーマを映画にできたものだ。生真面目すぎるストーリーは、ふくらみに欠けているが、戦時中の何か惻々とした気配が感じられる。[投票]
★2007/ゴールデンアイ(1995/米)スケール感のない悪役を、ティモシー・ダルトン時代から平気で出すようになったが、この新スタートでも変わっていないように思う。ピアース・ブロスナン自身もきりっとはしているがやはり小粒。[投票]
★4会議は踊る(1931/独)オペレッタがミュージカル映画にかわっていくグラデーション部分に咲いた大輪の牡丹。歌は古風ではあるが、いつまでも忘れられない愉快感に満ちている。[投票]