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ジェリーさんのコメント: 投票数順

★5ダークナイト(2008/米)ハリウッド大作の最良の成果だ。一貫した企画の元に、脚本や演出やキャラクタリゼーションが総結集している。細部を大胆に切り取り、押し付けがましさも無い。何度も変奏されて登場する悪夢のような究極の選択ゲームには終始目のくらむ思いをするはずだ。 [review][投票(22)]
★5タクシードライバー(1976/米)全編に漂う濃い疲労感を、かつて他のどんな映画もこれほど表現し得なかった! 姫をヒーローが救うというアメリカ映画の古典的な基本構造をよくぞここまで換骨奪胎してくれたものだ。映画史の流れを変えた作品というのはウソじゃない。[投票(18)]
★5砂の器(1974/日)観客の熱い感動を支える、比類なく緻密で堅牢な大設計図。プロだ、プロの作品なのだ。 [review][投票(12)]
★4ゴッドファーザーPARTII(1974/米)マイケルが父に劣っているのではない。「父」や「夫」であることがいよいよ難しくなってきた現代を、闘っても失われるものの多い逆説の時代を、彼は懸命に生きている。[投票(11)]
★3宇宙戦争(2005/米)本卦帰りか宗旨変えか。→ [review][投票(10)]
★5千と千尋の神隠し(2001/日)神と廃墟と名前。宮崎監督の「信仰」観についての三題話。以下長文です→ [review][投票(10)]
★5リトル・ダンサー(2000/英)この映画には、風がある。この映画からは、風が吹いてくる。 [review][投票(10)]
★3静かなる男(1952/米)人情劇でありながら、一人一人の登場人物が人以上の何者かの次元に達している。ジョン・フォード監督にあっては、素手のけんかは、アルカイックなコミュニケーションであり、一種の宗教儀礼である。以下は、ごく簡単な私の「ジョン・フォード」論。 [review][投票(10)]
★5ベニスに死す(1971/伊)毒蛇は急がない。愚直なまでのクレッシェンド。 [review][投票(10)]
★5流れる(1956/日)女たちだけで守る城にしのびよる凋落をいかに具体的に表現するか。中北千枝子のけだるげな寝相、着崩れた浴衣姿の杉村春子の顔に射す簾越しの夕日、芸者たちの苦情を聞き流す山田五十鈴の曖昧な表情。全盛期の日本映画の力![投票(10)]
★4東京暮色(1957/日)小津監督の「太陽族」映画としても見ることができるが、やはり、同じ「東京」のつくもう一つの傑作との対比で語りたくなる大作。 [review][投票(9)]
★5たそがれ清兵衛(2002/日)封建期の村落社会とそこに住む人たちの肌合いや質感まで描出したお手並みは見事。特に宮沢りえ が、誇りと慎みを兼ね備えた武家の婦女子として切ってはめたような適役。清兵衛の髪を結いなおす時に何気なくたすきをかける動作の自然さを見よ。[投票(9)]
★5泥棒成金(1955/米)アルフレッド・ヒッチコック監督全作品中、最も華麗な作品。ロバート・バークスの神業のフレームの中に、赤や緑やゴールドやイエローやコバルト・ブルーが乱舞する。 [review][投票(9)]
★3もののけ姫(1997/日)「もう、何も読み取ってほしくない」というメッセージ。 [review][投票(9)]
★5八月のクリスマス(1998/韓国)旅先で見た。「この恋をたとえると淡雪。はかないが、根雪のように汚れることが決してない」というクサイ言葉がメモに残っており恥ずかしい。さらに正直に言うと今もそう思っておりこのコメントがとても恥ずかしい。しかし最も恥ずかしいのは [review][投票(9)]
★5麦秋(1951/日)小津作品の中で、原節子を一番うまく使ったのは『東京物語』ですが、監督自身が「こうあってほしい」と思う原節子を描いたのはこの作品ではないか。その意味ではプライベート性の強い映画。→ [review][投票(9)]
★4しあわせのかおり 幸福的馨香(2008/日)石川県の冬からスタートするこの映画は当然ながら柔和な日本的な光をまとうことになる。金沢市街を舞台になぜ中華料理をテーマにした物語が始まるのか。もちろんこれには豊かなたくらみが働いている。その仕掛けの視覚的な象徴である「橋」と「写真」に注目しよう。 [review][投票(8)]
★4洲崎パラダイス 赤信号(1956/日)色町の入り口といい、河っ縁といい、雨といい、頻出する小道具としての暖簾といい、映画的抒情をかき立てずには居られない魅力的設定の中で、人物を一刷毛の水彩で描いたような簡潔さが魅力。テーマの持つどろどろ感と表現方法の距離感が今もクールだ。[投票(8)]
★4花とアリス(2004/日)この映画が怖かった。 [review][投票(8)]
★5ローズマリーの赤ちゃん(1968/米)引越しは出来れば避けたい危険行為であり、医者のいうことが正しいとは限らず、妊娠は異物を抱え込むことであり、隣人の正体など分かったものではないということが、飛び切りの説得力ある演技と演出で語られている。日常生活と地続きの恐怖世界に対する眠った感受性が、痛覚として呼び覚まされる。ミア・ファロー、完璧だ。[投票(8)]