[コメント] ヘヴンズ ストーリー(2010/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
上映後の舞台挨拶で瀬々監督は着地点がない作品にしようと思ったと話していた。
それならどうして恭子が死んだ後の永遠とくだらないシーンを撮ったのだろうか。 それはまるで何かの着地点を探しているようで、で、実際に最後は安易な救いのある着地点に誘導されてしまったような。
恭子が死んでしまって、そこで無間地獄に放り出された登場人物たちをそのままにしてしまえば、そこから後はわたしたち視聴者が後は自分たちで考えていくことができ、物語は個々の内面でより深化していっただろうに。
登場人物たちの幾つかのモノローグがあり、それらがすべてある意味説明的で退屈だった。 あきらかにこれらモノローグがこの作品の瑕疵だと思った。
脚本は30過ぎの女性が1話2万円の報酬で書いたものということで、全9話ということ。 それらのプロットをつなぎあわせて壮大な物語をつくりあげたことには全面的に拍手はするが、細部での脚本家の未熟さを露呈するようなモノローグはどうにかならなかったのだろうか?やはり瀬々は優しいからな。
ということで、「瀬々とヘブンズストーリー」という題で自分のHPに駄文を書きます。
http://web.me.com/mmmetaliccc/%E5%88%A5%E5%94%90%E6%99%B6%E5%8F%B8%E4%BD%9C%E5%93%81%E5%BA%AB/Blog/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC/2011/6/6_%E7%80%AC%E3%80%85%E6%95%AC%E4%B9%85%E3%81%A8%E3%83%98%E3%83%96%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%81%A8.html
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