いろいろとこだわるところと、予算が割けないところのバランスが難しいところで、特撮マニアやそっち方面にうるさい人からは「チープ」と言われ、アクション映画かと思って観た表向きの説明しか観ない人には「説明不足」と言われ、日本においてはとても分が悪い作品だと思う。

　私はケツとアタマがつながってるとことか、宇宙生物の交尾に触発されちゃうところとか、絶対アメリカ人にはマケない中南米の人とか、いろいろ見どころはあったんだけど、何よりも一番よかったのは、あちこちに立てかけた（あるいは合成した）看板。かなり徹底していてよかった。

　Infected Zone を「危険区域」とか Creature を「モンスター」と字幕にしてしまうのはやむを得ない部分だとは思うが、そういう些末なところを慎重に扱わないと一般層へのウケは狙えない。