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[コメント] バンディッツ(1997/独=仏)

わたし自身、「嘆願署名」するひとりだと思う。
セネダ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







彼女らの音楽は好みだし、基本的にミーハー(死語?)だし。

※以下、ネタばれ(『存在の耐えられない軽さ』と『郵便配達は2度ベルを鳴らす』のネタばれもあり)

ラストが秀逸。やわらかなドレスを着たマリー、遠くで聞こえるような銃声、3人の笑顔、差し伸べられた4つの手、静かに流れ始める音楽。最後、これからっていうときに「死」がすべてをかっさらっていく作品は好きではない(それは例えば上で挙げた作品)。しかし、この作品に関しては「死」は何も奪っていないように思う。むしろ彼女達に自由を与えたのではないかしら。バンディッツの音楽や破天荒な逃亡劇はずっと語られるのだろうし、彼女ら自身も逃亡の過程で得がたい何かを得たのだと思いたい。

・・・あのラストは、マリーの口ぐせそのまんまか。

(評価:★4)

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