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[コメント] パッション(2004/米)

映像としてのリアル追体験。
セネダ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ヨーロッパの教会に訪問した際、どの教会にもはりつけのキリスト像がかならずあって(しかもかなりリアルだ)、それをずっと不思議に思っていた。なぜわざわざ痛痛しい姿をさらすのか、と。後で調べるとキリストの苦しみを追体験するためなのだと聞いた(正確なことはよくは知らないけれど)。この作品を観て、追体験の意図が少し理解できたように思う。耐えがたき身体的苦痛だけではなく、体をはり、命をかけて伝えようとしたこと。

◆少しネタバレ

個人的には、最後の映像は救いだ。たとえ聖書の中ですでに記載されているとしても(既知のことであっても)、この作品にあれがあるのとないのとでは随分と違う。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)おーい粗茶[*]

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