巨額の金融損失を隠蔽しようとする不正事件を捜査する窓際刑事の２人組みのアクション･コメディ映画｡２００８年のアメリカの金融恐慌を題材にしている｡

ウィル・フェレル演じるアレンとマーク･ウォルバーグ演じるテリーが金融絡みの隠蔽事件を捜査するわけだが､結局２人がドジを重ねる姿が中心の展開で､事件捜査がことごとく脱線するのが残念なところ｡アレンとテリーのギャグも話と関係ないところで展開している印象で､ストーリーの中で機能してない気がする｡

ただ､アレンが傍から見てもモテそうな雰囲気がないのに､美人の妻がいたり､女性に関して変な役得があるのはちょっと面白かった｡

正直､アメリカの金融恐慌を取り入れてるのに､金融絡みのエピソードとギャグの掛け合わせがあまりないのは致命的ではないだろうか｡金融恐慌の過程もあまり分かりやすいとは言えないし･･･｡

アクション演出も光るものも感じられるが､思ったほどアクション中心の展開になってないので､盛り上がりには欠ける｡