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[コメント] オペラハット(1936/米)

ラストのオチも含めフランク・キャプラらしい映画だがどこかほのぼのさせる演出はやはり秀逸。
わっこ

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スミス都へ行く』に似たようなほのぼのコメディ。 田舎から一歩も出たことのない青年ディーズをゲーリー・クーパーが好演。どこか垢抜けていて独特な雰囲気を持っていながらも自然と他の役者に溶け込んだ演技をしていてコメディ俳優としてはなかなか上手くなってきた。 また普段は何も知らない田舎者なのにラストの裁判では自分の無実を見事に証明してしまうあたりただ者ではないなという感じですごく魅力的な人物である。 ストーリーは最初は主人公が何も知らなくて、後半で主人公がはめられた事に気づくのだが境地にたたせされ最後はハッピーエンドというフランク・キャプラの映画では定番パターンなのであまり新鮮さは感じないが主人公のキャラ設定に優れていてさらに彼をサポートするヒロインもちゃんと作った事によりなかなか良い作品になった。 ヒロイン役ジーン・アーサーは最初はディーズを利用しようとしてたのに後半後悔して彼を慰めるあたりの演技は上手くなかなか良かった。 映画としては『スミス都へ行く』を先に見た人だと話の展開が読めてしまうがシナリオ自体はなかなか良いのでコメディ好きならまずまずオススメできる。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)りかちゅ[*]

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