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[コメント] バイオレンス・レイク(2008/英)

一気に見てしまう面白さはあるが…ちょっと惜しい。
おーい粗茶

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







閉鎖社会に迷い込んだ余所者が迫害される話を期待していたら、そんなに閉鎖社会でもないし、キ〇〇イな人たちでもないという点が、新味があるといえばあるけど、やっぱり不条理な恐怖は超えないなあ。

それならそれで、助かったと思った先が実は…というところの見せ方が惜しい。最初は善意から主人公を助けていた人々が、徐々にその助けた相手が自分の子どもたちと関わっていることを知って…っていうところが、少し性急過ぎに思う。子どもたちの中のボスと子分の関係が、親同士の関係にもリンクしているという結末を見せたかったからなのか? でも、力関係の作用の仕方は、大人と子供では違うだろうに。子供間なら支配を及ぼすことができても、大人間ではそれが通用しないのは、当然社会(理性の働く)との接点の違いがあるからで。無理矢理「しつけの問題」みたいな教訓めいた場面になっちゃった。この辺がイギリスっぽいよなあ。

(評価:★3)

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