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[コメント] ダイアリー・オブ・ザ・デッド(2007/米)

実際にカメラで撮影されたゾンビとの遭遇という設定がなぜかかえって臨場感を損なう。
おーい粗茶

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







これは誰が撮っている映像だとか、今からカメラが切り替わるとか、落としたカメラが偶然映したアングルだとか、けっこう説明がうっとうしく思った。現場にカメラが持ち込まれる臨場感と、ゾンビの日常における平板さ(他の妖怪や霊のような決定的な超人間的存在ではなく、すぐその辺を歩いている感じ、さっきまでの仲間が急にそれになっちゃうような、日常との隣接さ加減における平板さ)はあまり相性がよくないように思った。なんかゾンビがゾンビを演じている役者にしか見えなくて、なんか一旦そう思ってしまうと、ステロタイプなあの歩き方も(監督が元祖なんだけど)、ああやってるやってるって感じになってしまった。むしろふつうに古典的なフォーマットの中で映えるのがゾンビ映画なのかも知れない。

(評価:★3)

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