★3 | 幸せはパリで(1969/米) | 「私たちはエイプリルフールのおバカさん。何も恐れることはないわ」と最初に主題歌が流れるところなんかまでは凄くいいのに、そこから先はいったいどうしたこと? カトリーヌのはにかむ表情が可愛い。 | [投票] |
★4 | 雨月物語(1953/日) | この映像美を楽しむは、大人の女の妙香をしみじみ味わう情感の如し。なれど興味を惹かれて読んだ原作(現代語訳だが)はグラビアギャルの瑞々しさ。当時の技術の問題が大だと思うが、奔放なイマジネーションの世界が様式美に矮小されてしまっているとも。 | [投票] |
★3 | 新・悪名(1962/日) | スタッフ一新で戦後の闇市を舞台に朝吉親分の活躍を描く。前2作にくらべてコミカル度アップ。 | [投票] |
★4 | 続・悪名(1961/日) | 忍び寄る戦争の影を背景に、勝新・田宮のかけあいは最高潮に達する。2人の友情(これ「兄弟」愛というのかな)にグッとくる。傑作だっせ。 | [投票] |
★3 | スクリーム2(1997/米) | 人命軽視とかいう意味ではなく、殺人シーンの描き方が軽すぎて悪ふざけでもしているように見えてくる。楽屋オチが何度も強調されるもんだから、余計「作り物」を意識してしまうのかも。…もっとヘザーを見せて欲しかった。
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★1 | マークスの山(1995/日) | 重量級の原作では、やはり映画化は無理だったか。本と映画とどっちがいいかと聞かれて100パーセント「本」と言える映画のひとつです。ちなみに合田刑事の私のイメージはなぜか最初っからトヨエツでした。 | [投票] |
★3 | トゥームレイダー(2001/米) | POVなら「胸がでかい映画」かまたは「尻すぼみの映画」に。いろんなところに行く割に冒険心が少しもかきたてられない。アクションもせっかく映画なのに舞台みたいなところばっかりでやってて単調。キャラを立たせた点で+1点。 | [投票] |
★4 | F/X引き裂かれたトリック(1986/米) | 本作品のヒロインのあり方を見ると、特撮ってやっぱ男のもんなんだ、なんて思わずにおれない。 | [投票] |
★4 | トレマーズ(1990/米) | スタッフと出演者たちのイマジネーションが一致して何とも愛すべきワンダーな世界を作り出すことに成功した。こういう作品はその世界に触れることが楽しいので折に触れ何度も見たくなる。DVD買いましたよ。 [review] | [投票] |
★4 | GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995/日) | 殻に覆われながら世界のあらゆるところと繋がっているイメージ。くぐもった台詞に、雨や海水のひんやりした冷たさも心地いい。擬体と情報に自分をマル投げして一人になりたいお父さんにお薦め。美女もおりますし。 | [投票] |
★3 | 柳生武芸帳(1957/日) | いろんな登場人物たちの見せ場のダイジェストって感じで、どこが山場なんだかわからない。ロケシーンに見るこのころの日本はきれいだなー。 [review] | [投票] |
★3 | 桜桃の味(1997/イラン) | 死に憑かれた男の悠々とした行動。私の人生の中でも最もこれが理解できない時期に観てしまったようだ。息子や娘に見捨てられた晩年に、覚えていたらまた観てみよう。 [review] | [投票] |
★4 | 沈黙の女 ロウフィールド館の惨劇(1995/仏) | どうやってこれサスペンスにもっていくの?って感じの前半の淡々とした展開。ここを飽きさせずに見せたところで勝ち。 [review] | [投票] |
★3 | ポネット(1996/仏) | 勝手なおまじないを作ったり、神様のテストなどを考え出してしまうオカルティックな世界観って「子供の世界」というより「女の子の世界」なんじゃないだろうか? ポネットもその世界の住人てことで、パパは「そうだね」と頷くしかないや。 | [投票] |
★3 | ロルカ、暗殺の丘(1997/スペイン) | 躍るカメラ、スモークモヤモヤ、窓から差し込む光はフレアー。MTV風の絵作りがイージーリスニングで聴くクラシックのような印象で、何だか軽い口あたり。もう少しヘビィで緊張感に溢れるもの所望。 | [投票] |
★3 | ラジオ・デイズ(1987/米) | おいしいちょっと贅沢な「お弁当」の味わい。冷めてるけど、それで食べておいしいように作っている感じ。あとは好き好(ず)きでしょう。 | [投票] |
★3 | 彼女を見ればわかること(2000/米) | 女性の淋しさを埋めてあげようという理由で、男は女性と付き合わない。だから彼女たちはそれ以外の理由で〈彼〉を求めたほうがいい。そのほうが長続きするし、続いていけば淋しさは埋まっているでしょう? | [投票] |
★3 | クィーン・コング(1976/英=伊) | 1点つけても5点でも誉めてることになりそうだ。広川太一郎、好きなんだけど、今回の上映仕掛け人の世代の内輪受けという気もする。で、この点数つけちゃいました、僕ってモノは。 | [投票] |
★5 | 橋(1959/独) | 踏みにじられる青臭さ。戦場での少年たちには痛々しいというよりもどかしい気持ちでいっぱいになる。大人にならなきゃわからない子供の頃の心を思い出す。 | [投票] |
★5 | 羊たちの沈黙(1991/米) | レクター博士曰く「人間の欲望はどこから生まれるのか?欲望の対象を探し求めているのか?そうではない。人は目に触れたものを欲しようとする」。 [review] | [投票] |