[コメント] オペラ座の怪人(2004/米=英)
ミュージカルまかせの安易な映画が、ミュージカル映画とハリウッドへの信頼を砕く。
見所であるはずの音楽や歌も、大音量なのに重厚感がない。ミュージカルそのままのダサイ打ち込みにげんなり。こってりとした映像と全く合ってない。せめて音楽はフルオーケストラにして欲しかった。
ストーリーも間延びしたまま。そもそも「有名なミュージカルを映画にして世界にバラまけばいい」という薄っぺらい企画のためその辺はテキトー。事実、キャサリン・ゼタ・ジョーンズもリチャード・ギアも、ユアン・マクレガーさえも揃えられなかった本作は、タイトルは大作でも、実際はただの小作なのかも。(もちろん世界的に有名な俳優がでればいいという話ではない。)
「とにかく大作をリメイクすればいい」「なんでも映画化すりゃいい」って安易な発想がハリウッド映画から足を遠ざけている原因なのでは?
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