[コメント] 秋日和(1960/日)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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冒頭の会話からしてこの3人が馬鹿で下品で無神経なオッサンであることが示唆されるが、その設定通り劇中ずっと馬鹿・下品・無神経ぶりを遺憾なく発揮し続ける。そして終幕に至ってもまるでなにも変化しない。変わる気も更々無い。
一方、母秋子(原節子)と娘アヤ子(司葉子)の関係性や心情は大きく揺れ動く。変化を恐れながらも大胆に変わってみせる。そこに、もう一人の娘とも言えそうな百合子(岡田茉莉子)が加わったことは明るい兆しであり、物語の後味を少しだけ爽やかにしてくれている。
それにしても、相変わらず小津の登場人物は仕事の内容がさっぱり掴めない。会社名や役職名だけはハッキリしているのに。なにやってんだろあの人たち。
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