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[コメント] 素晴らしき哉、人生!(1946/米)

画面から暖かさがこぼれてきたよ。 今ここにいる“自分”で生きていくという事を,もっと大切に考えようと思った。
ダイキリ・キューブ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ラスト,これはちょっと出来過ぎでは,とか思いながらも,やたらに涙が止まらない自分がいた。

人が生きてきた過程で,どれくらい周囲に影響を及ぼしているか――それは本人が思っている以上に大きくて,深刻な事なのかもしれない。 そして,思っているよりも周囲は他人に対して無関心ではないのかも。

孤立無援だと思っていたジョージの家に,大勢の人たちが押しかけ,次々になけなしのお金を放り込む。 それすらもメリー・クリスマスの延長であるかのように,楽しそうに,そして歌いながら。 たしかにこれはフィクションだ。「ノンフィクション」といううたい文句はなかった。 けれど,こんなことが本当にあってほしい。こういうことが「ある」世界であってほしい。 静かだったジョージの家はあの時,きっとどこよりも明るく,暖かで賑やかだったことだろう。

自分にも二級天使が来たら・・,どんな世界を見ることになるだろう? ジョージのように大きく変わった世界ではなさそうだけど, こうして今,当たり前にここにいる自分で生きていくことが,貴重なことだと思えてきました。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)uyo[*] KADAGIO[*] たかやまひろふみ[*]

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