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くろねずみさんのコメント: 投票数順

★58 1/2(1963/伊)もし生まれ変わるならレオナルド・ダ・ヴィンチは科学者に、ラファエロは政治家になっただろう。しかしミケランジェロは芸術家以外のものにはなれない。もとい、ヴィスコンティは戯曲家、パゾリーニは詩人でもやっていけるけど、フェリーニはきっと映画人以外にはなれない。それゆえに彼は素晴らしい。[投票(13)]
★5トリコロール/青の愛(1993/仏)ビノシュのきめの粗い白い頬に映える青い光。それが溶け出して耐え忍び難き悲しみと凶暴な喪失感を美しく染め上げていく・・・・[投票(6)]
★5息子の部屋(2001/仏=伊)深い悲しみには長い、長い尻尾がある。その永劫に続く悲しみに押しつぶされそうになりながらも、生きてゆく残された家族の日常がじっくりと心に染みわたる。どこの家族におこっても不思議ではないことだから・・・・・[投票(4)]
★5山猫(1963/伊)若い世代が公爵に敬意をはらってるところが、まだ救われる。ぎりぎりの残酷さ [review][投票(4)]
★5地獄に堕ちた勇者ども(1969/伊=独=スイス)ナチスの軍服とか、乱痴気騒ぎの後の虐殺とか、死に化粧のような花嫁の鍵十字の前での結婚式とか、本来「美」を感じることがタブーであるものを美しいと思う時の倒錯した快感にやみつきになる・・・ [review][投票(3)]
★5ノスタルジア(1983/伊)スクリーンの中にはイタリアの風景が映されているのに、それはロシアの情景のようにしか感じられない。亡命ロシア人監督のふるさとを恋うる記[投票(3)]
★4チャイニーズ・ゴースト・ストーリー(1987/香港)レスリーがアクション映画の主人公なのにアクションしなくて、「守ってあげたい」的魅力を撒き散らしているあたりがすごい[投票(3)]
★5昨日・今日・明日(1963/伊)どのソフィア・ローレンも根本的には、がなりたててるところが一番よい[投票(3)]
★4永遠のマリア・カラス(2002/伊=仏=スペイン=英=ルーマニア)自分の価値を知っている女性は、美しく、気高く、傲慢で、そして自分の引き際を知っている [投票(2)]
★3王は踊る(2000/独=仏=ベルギー)絢爛豪華、風紀紊乱、退廃、荒唐無稽のあの時代をよく表したセットの中で、一番耽美でないのが王とリュリの関係。王のリュリに対する虐め方が足りぬ![投票(2)]
★5私のように美しい娘(1972/仏)私の中のフランス女イメージはブリジット・バルド―でもなくアンナ・カリーナでもなく、この作品のベルナデット・ラフォン[投票(2)]
★4ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972/仏)虚飾のなかの生々しき欲望を覚めやらぬ夢の中で表現。久しぶりに知性のある「辛口」を見たような気が。[投票(2)]
★5御法度(1999/日)「衆道」って感じの生臭さを残しつつ様式美に高めてワダ・エミの衣装でカッコつけて坂本龍一の音楽でしめたところがよし[投票(2)]
★5コックと泥棒、その妻と愛人(1989/英=仏)「食べる」という行為それ自体が生々しくグロテスクなことを思い知らしめてくれる。うん、こういうのめっちゃ好き。[投票(2)]
★5奇跡の丘(1964/伊)キリストと聖母マリアの顔が、いかにもそれらしくて凄い[投票(2)]
★5欲望の翼(1990/香港)香港の雨、熱帯、俳優たちの湿潤な肌…アジアの湿気が感じられてよい。ついでにレスリーのナルシスティックなダンス姿に感涙![投票(2)]
★4王女メディア(1970/伊)ひぃ〜い、恐ろしい作品じゃ![投票(2)]
★4ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう(1972/米)ウッディ・アレンほど道化師の格好が似合う人はいない[投票(2)]
★5若者のすべて(1960/仏=伊)天使のようなアラン・ドロンが美しい[投票(2)]
★3あゝ結婚(1964/伊=仏)菓子屋のバカ息子役がコワイほどはまってるマストロヤンニと、何やっても迫力のソフィア・ローレンのコンビだから面白い〜[投票(1)]