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[コメント] 八甲田山(1977/日)

例えば足元が映されるシーンなどワンシーンしかなかった。雪中行軍の大変さが映像として表現された作品とは言い難い。
G31

 役者やスタッフに遭難者は出なかったのだろうかと思わされるぐらい、現場の過酷さが伝わる映像ではある。雪国に生まれ育った人であれば、あるいは雪山登山の体験者などであれば、よりリアルな感情が思い起こされたりするだろう。でもまあ、そういうことじゃないんだよなあ。

 もちろん、そういう映像手法が否定されるものではないだろうが、そればっかりだったと言うか、それしかなかったと言うか。

 今回、4K映像?とやらで観させていただいたが(ウチのテレビは違うが)、音声もクリアになったのか、「××の下着に汗を認めた。雪壕から飛び出たときに瞬間的にそれが凍り、凍傷を起こしたことによる凍死である」とか言う台詞が初めて聞き取れた。なるほどそういうことだったのか。人間、極端な寒さのなかにいると頭がおかしくなって突然服を脱ぎ出したくなってしまい、それによって死んでしまうということの描写だと思ってた(後で、やっぱりそうとしか思えない、ふんどし一丁になる兵隊さんがいたが。あの役者さんも大変だったろうな)。

 そんな意味でも、綺麗に処理された映像で観れたのは貴重な体験でした。放送局さん、ありがとう。

75/100(18/12/23見。。。以前一度DVDで見たな)

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ぽんしゅう[*]

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