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[コメント] シン・ゴジラ(2016/日)

リアルさ加減が程よい。話が横道に逸れない。多量の人物が容貌や所持品、口調などで描き分けられている。いずれも日本映画には珍しい。
G31

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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 話がサクサク進むのが良い。あとヒトの徒歩10分の皇居の手前の東京駅で何故停まるんだ?とか、新幹線や在来線車輌によるゴジラ攻撃楽しかったけど、それらが可能になる線路上でぴったり停まるのはご都合良すぎねえか?などがあまり気にならない。登場人物の体温というか、暑苦しさ度合いも、少し暑苦しいぐらいで、冷めすぎでないのが程好い。より正確に言うなら、暑苦しい奴はいたし、その暑苦しさが吐き出されてはいたが、そういう部分も話のサクサク進むところが良い。自己にのみ沈潜するキャラクターが登場しないのもこの手の日本映画にしては新鮮。なんか邦画が少しレベルを挙げたなあ、無数にある部門がそれぞれ責任を果たしているなあ、という感想を持ちました。作品のグレードの統制といった意味において、今まで観たことのないタイプの作品だと思います。

 もちろん、あまりリアルさを感じさせない部分も多々ありました。そこはまあご愛嬌です。邦画には点数が甘くなりますね。個人的に、最もご愛嬌だったのは石原さとみ

80/100(17/11/15記)

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ゑぎ[*]

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