[コメント] 私の男(2013/日)
価値観の提示が一方的すぎ、禁断の愛の“禁断”感がまるで足りない。主人公らが自分たちの価値観に溺れるのはよいとして、作り手まで一緒に陶酔してちゃしょうがない。
もちろん、観る側が“禁断感”を補ってやることができれば、つまり一定の規範を持つ社会に属している者が観れば、その禁断度合いを理解することは可能だ。一定以上の規範を持つ社会だった場合は拒絶されるだろうが。
しかし、そんなことでは普遍性は持ち得ない。時代が変われば、忘れ去られる映画だろう。
60/100(14/06/14見)
※冒頭シーンから笑える。流氷風景がいい加減無意味に続くので、物影からなんか出てくんじゃないか?と思ったところで人間が出てくる。しかも凍りつきそうな表情の中に、一所懸命“ニヤリ笑い”を作ろうとする様子がうかがえる。演出の意図が伝わると同時に、こりゃ現実にはあり得ん光景だということが分かるのだ。
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