[コメント] キャプティビティ(2007/米=露)
久々に、馬鹿みたいに楽しめるホラー映画を見た。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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監禁拘束型の連続殺人を描いたホラー作品。この意味では「SAW」シリーズの亜流とも言える。犯行に臨む人間のあり得ないほどの大胆不敵さはともかく、「部屋」の中での用意周到さ、執拗なまでの細部のこだわりには、執念を超えた精神の異常さが現れている。
この手の犯罪(映画)は、適切なタイミングで事物を繰り出すために、その裏方では並々ならぬ努力が行なわれているはずで、それを想うと、次々に繰り出される「ワザ」の一つ一つが涙ぐましいものに思えて、いちいちウケてしまって仕方がない。惜しみなく繰り広げられるワザの多彩さは、さながら演出の展覧会の如しで、なかには明らかに無理矢理すぎるヘボな演出も混じっているのだが、かえって大ウケして笑ってしまう(てめぇ生きてんじゃねえよ!みたいな)。久々に、脳味噌空っぽにして楽しめるホラー映画だった。結末がスガスガしい(?)のも良かった。ただし金的蹴りだけは男として若干の痛みを覚えた。
80/100(08/01/27見)
ショッキングなシーン(だったらしい)は「修正」と称して画面が暗くなり音しか聞こえず。これを見ていたら、さて評価や印象は変っただろうか。
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