★4 | 夫が妻の生活に立ち入れるのは節穴を通したのぞき見だけ。妻はそんな夫をよそに、しれっといつもの生活を続けてしまう。男と女の機微が密室内であぶりだしのようにゆっくり明らかにされていく、その描き方に脱帽しました。 [review] (カフカのすあま) | [投票(2)] |
★5 | 長塚京三はこの映画に主演するためにこの世に生を受けこれまで役者をしてきたのではないか。そして大塚寧々はそんな長塚と共演するために同じ時代に生まれあのような人生を歩まされてきたのではないか。なんて妄想が頭をよぎるほど。キャスティングの勝利、以上の傑作。ブラボー! (ロープブレーク) | [投票(1)] |
★4 | 大塚寧々を起用した監督の妙技に拍手。
(ユウジ) | [投票] |
★4 | 始めは、現実味が感じられないなあ、と見ていたが、この狭い密室で繰り広げられるドラマにだんだん引き込まれた。大塚寧々の茫洋とした演技と、長塚京三の感情的な性格が、独特な間合いを生む。覗き見する男の滑稽さと悲哀、女の直感的な嘘と冷徹に計算された言葉、非現実感の中の現実。大塚寧々の最後の言葉が、この物語をすべて言い表している。カラッと乾いた空気が漂う映画だ。 (ことは) | [投票(3)] |
★4 | 胸を隠して尻隠さず。 [review] (ピロちゃんきゅ〜) | [投票(4)] |
★4 | 蛇に睨まれた蛙、何見て笑う。 [review] (モモ★ラッチ) | [投票(5)] |
★3 | 一種の密室劇なので、どうしても『しとやかな獣』を思い出してしまうのでした。なので「覗き」の話なのにカメラはこんなにノーマルでよかったのかどうか。編集のリズムはこんなにゆったりでよかったのか。そのスタイルと、役者たちの適度にコミカルな演技(これは素晴らしいと思いました)とは、なんか違和感があって・・。そうとう好意的な気持ちで観ないと面白がれない気がしました。 (エピキュリアン) | [投票] |
★5 | 男のどうしようもない甘えとエゴ。あまりにストレートに露呈される男の本質は、まさに子供。それを取り巻く者達の反応も、また己の都合と保身のみ。繰り広げられる醜くも滑稽なさまは、決してフィクションなどではなく、私達の日常そのものではないのか。 (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★5 | うまいね。押入れの穴から見た本当の世界。通常の日常は擬似空間であるがごとく。舌を巻くほど上手い脚本。演劇的掛け合い。長塚京三代表作か。日本映画の秀作ここにあり。女は嘘をさっとつけるんだね。本質的に違うのかな。 (セント) | [投票(7)] |
★5 | これぞリアル。類い稀なるエロス。見終わった後で一幕の密室劇だったことに驚喜し、一言、「巧い!」と言うしか言いようが無い。 [review] (sawa:38) | [投票(11)] |
★4 | 抛っておけばいくらでもドロドロになりそうな人間関係を、大塚寧々がスッパリ斬り捨てて何事もなく終わらせる。まったく、天然であんな嘘のつける女性というものは恐ろしいものであります。サイレンみたいな喘ぎ声出しやがって、ねえ。 [review] (水那岐) | [投票(8)] |
★3 | あのシチュエーションに興奮してたんだろうな、妻は。 (kenichi) | [投票] |
★4 | シリアスドラマなのかと思いきや、これが意外や意外、よくできた舞台劇でございました。[銀座ブロッサム] (Yasu) | [投票(1)] |
★3 | おとぎ話として見れば良いのかも知れない。
登場人物の口から出てくる台詞の悉くに現実感が感じられない。
『屋根裏の散歩者』のコメディ版? [review] (トシ) | [投票(1)] |
★4 | (個人的に)長塚京三と、國村隼に同時に愛されるなんて、極めつけ女のロマン。 [review] (uyo) | [投票(1)] |
★4 | イノセントなしたたかさ。大塚寧々の真骨頂。 [review] (緑雨) | [投票(3)] |
★4 | M夫とS妻の虚々実々の思わぬ駆け引き。「ワーグナーみたいなセックス」の真実を知りたい!ゾ。 [review] (ボイス母) | [投票(5)] |