[コメント] ビューティフル・マインド(2001/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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何かにとりつかれたような人間というのはそれをしていないと窒息死してしまう、という危機感を持っている人だと思う。端から見ればそれをやらなくても世の中は何も変わらないし少しは付き合いや遊びを楽しんだ方が良いと思うだろう。
自分も熱中タイプの人間なので彼の数学以外の全てが鬱陶しいという態度は非常に共感が持てたし同僚達が(本来彼らだって特別な才能を持った人間なのに)超天才の周りの普通の天才達という感じで旨い引き立て役だった。
ただ奥さんを程々の才能の美人にしてしまったのは残念。「どうせ周りは何も解っちゃいない、俺は孤独な天才」が基本スタンスの主人公なら惹かれる相手は自分のやっている事を理解できる人間(男女関係なく)だと思う(ジェニファー・コネリーに非の打ち所はないが)。俺なら授業に出ていたノーメイクの眼鏡女性を相手にさせるけどなあ。
話は変わって10進数について。 コンピューターの基本は2進数だ。最近はこんな事を理解しなくても使えるようになったがパソコンが出始めた頃は大抵の人がこの2進数の話で訳が分からなくなったものだ。では10進数が解りやすいのかというと宇宙的にはかなりマイナーな進数だと思う。もし、宇宙に人類の他に文明が存在していると仮定するとおそらく12進数が多いと思う。まあ、理由は自然界にこれらの数が基本となった物が多数存在している、又容易に3で割る事が出来る、などがある。色の基本の数、時間(正確には60進数だが)、音楽なんかは12音階が基本だしよほど音痴の人以外12進数単位で歌っているのだ。
そう考えると数学が10進数なのは一部の天才に進化を委ねざるを得ないのも合点がいくし(つまり何かを考えるには計算しにくいのだ)音楽が12進数のせいで理論が普及しない(これも又皆10進数的発想で考えてしまう為)のも納得出来るのであった。そして博士の雑誌に隠された暗号解読!アレはABCが26種類、数字が10種類で合計36進数!の暗号なのだ。
まさに答えは永遠の彼方にあり。
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