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[コメント] くちづけ(1957/日)
- 投票数順 (1/1) -

★4即決の映画。本作では主人公2人を軸に、まるで約束事であるかのように登場人物達が迷いなく即決を繰り返す。結果、過ぎたことなど知るものかとばかりに猛烈な早さで映画全体が動く。そこがよい。 [review] (ナム太郎)[投票(2)]
★3貧しくいたいけなデートがチェーホフ風で充実しており、バイクの行程など颯爽としていて素晴らしい。この序盤だけなら★5、しかし増村がこれだけで終わらせる訳もなく。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
★4前代未聞の超高速映画。いったい増村はイタリアで何を学んできたというのか(イタリアにこんな速い映画はない! たぶん)。しかし一見して勉強の成果が表に出ていないということこそが才能の証だ。増村はそんなものを直ちに/露骨に作品に反映させるような貧乏臭さとは無縁の、豊かな映画作家だ。 [review] (3819695)[投票(2)]
★3母(三益愛子)と息子(川口浩)が去りゆく車を見つめるラストシーンに漂う不穏な空気。増村保造は、衝動的であるべき愛の表現を、投資という名の賭けに託さなければならないほど母子の生き様が純度を失っていることを意地悪く描いて見せた。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4全ての移動スピードが恐ろしく速い。そのスピードは壁や階段、ローラースケートなんて小道具よりかずっと象徴性に富んでいる。画面はまるっきりイタリア映画で主題曲もそう。後に”日本的なるもの”に接近していくことになる増村保造の非常に興味深い原点。 (町田)[投票(2)]
★4増村の処女作は、木立の仰角移動カットで始まる、川口浩野添ひとみの瑞々しい青春映画だ。だが、瑞々しさだけでなく、見事なエンターテインメント性も両立している。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★5安心して観ていられない映画。 [review] (田原木)[投票(1)]
★4淡い恋心。 [review] (G31)[投票(1)]
★5せっかちだったり悠長だったり不思議なリズムで描かれる恋の物語。なんでこの頃の連中のほうが楽しそうなんだよと、2012年の私が思う。なんでこんなに気持ちの貧しい国になっちゃったんだ日本は。 (サイモン64)[投票]
★4どのシーンが一番好きかと聞かれたら、間違いなく「小沢栄太郎さんが出演した最初のワンシーンです」と答えます。 [review] (牛乳瓶)[投票]
★3格好つけても所詮は母親頼りの川口浩野添ひとみはそんな彼ですら許せる娘なのか。日本に『卒業』が根付かない理由はよく理解される。 (水那岐)[投票]
★2お互い家庭に事情のある男女という設定ではある物の、爽やかな恋愛物というのは増村保造の柄じゃない。ストーリーも他愛ない物だし、やらされてる感じで後の増村節はまだ見られない。野添ひとみも、あんまり可愛くない。実母の三益愛子が離婚した川口浩の母親役、しかも格好良い女を演じてるのはニクい。['06.10.15新文芸坐] (直人)[投票]
★3不安定な家庭からの逃避としての恋愛傾斜。ピアノ初見演奏にはまいったなぁ。ちょっと浅い愛だけど、いいじゃないの幸せならば。 [review] (マグダラの阿闍世王)[投票]
★4あのオートバイで走る描写が全てを表してると思うが、前のめりの青春像は『遊び』のスピード感の無さの不満を解消してくれた。川口浩が良い意味で単純な子を演じている。 (t3b)[投票]
★4風俗描写がさすがに古びて見える替わりに鮮烈に浮かび上がる若い二人の輪郭。この手の感情や葛藤は爺さんや父ちゃんの頃からずーっと変わらないのな。 (二階から目潰し)[投票]
★4この作品の川口浩は良い!内容もテンポも上映時間もすべて「適当」。すごくドライな、だけど激しい青春映画。 [review] (3WA.C)[投票]
★4甘えんぼヤングの「ハチキレル青春」物語 [review] (ボイス母)[投票]
★4からっとしてていいですね。野添ひとみの二の腕に萌え萌え。 (_)[投票]
★4こういう話好きなんだよなあ。何でだか。[Video] (Yasu)[投票]
★4ヒロインが歌う、あの何かせつない歌が良かったなあ。 (ボヤッキイ)[投票]
★4甘さ控えめ、凛々しく美しい青春恋愛映画。 (movableinferno)[投票]