[コメント] アンナ・クリスティ(1930/米)
家族ドラマとしても恋愛ドラマとしても中途半端な感じで役者の演技以外には今ひとつ印象に残る部分が少なかった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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幼い頃に別れた父親と娘の再会と船から救出された男と娘との恋愛を同時並行的に描いた映画。
長年会わなかった父と娘の再会と船乗りの男と娘の恋愛の両方をいっぺんに描こうとしたためにどちらも印象が薄いまま終わってしまった感じで、登場キャラの感情面の表現にかなり乏しい印象。特に娘のアンナは船乗りの恋人が現れてからは悪女キャラっぽく描かれてしまったいるので本来なら父親に指図されることをよく思わない年頃の等身大の女性として描きたかったのだろうが、今ひとつ感情移入しにくかった。
主役のアンナ・クリスティ役グレタ・ガルボは初のトーキー映画の出演ということでやや演技的にはぎこちない感じで感情表現もやや乏しい気もするが、ある意味初めて会うに等しい父親になかなか感情を表せない娘のキャラを表現したものかもしれない。最初は下手っぽい気もしたがかなり計算されているように思う。
しかし、ストーリー的にはたた単調なためガルボを始めとする役者の演技演技以外には今ひとつ印象に残るものが少なかった。
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