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[コメント] 赤西蠣太(1936/日)
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★5クラシックをモダニズムで再構築するならこうやれ!とぼけたエスプリ。時代劇的大仰を処理する機知。時に前衛。格好いいものを作るのに凄む必要などないことを伊丹は知っている。 ()[投票(1)]
★5伊丹万作監督こそ、天才と呼ぶにふさわしいと思います。 [review] (白いドア)[投票]
★5伊丹万作はこれ1作しか観てないが、話のテンポも、ユーモアも素晴らしい。水溜りに落ちる雨も美しい。フィルムが古く、音声がやや聞き取りにくいのは仕方ない。 (丹下左膳)[投票]
★4時代劇ってジャンルは、実は昔の方が実験的だったのでは?味のあるユーモア、甲斐の歌舞伎の様式にのっとった演技、そして冒頭のショパン・・・。何てハイカラ。 (くたー)[投票(3)]
★4博士』のセラーズもかくやの千恵蔵2役。特に稀代のピカレスクヒーロー原田甲斐には参った。伊丹演出もここぞとばかりの仰々しきハッタリをかまして絶品。少々クドい諧謔趣味を割り引いてもモダニズムの残滓は余りある。 (けにろん)[投票(2)]
★4つい十数年前までの日本男児好みヒーロー像に連なる蠣太キャラの魅力と、白塗り系千恵蔵十八番キャラの対比が見事で洒脱。 (G31)[投票(1)]
★4シンメトリの構図を計算高く利用しています。 [review] (TM大好き)[投票(1)]
★4志賀直哉の原作と比べると随分としつこくゴチャゴチャした印象を受けるが、知恵蔵=蛎太のハマリ具合は凄い。 (町田)[投票]
★4原作にはない最後の落ちがいい。千恵蔵 のぶおとこ振りに注目。 (熱田海之)[投票]
★4何度見てもその度寝てしまう。それ程、すばらしい映画ってこと。 ()[投票]
★4巨人伝』を観て、伊丹万作はドラマの人かと思いこんでいたが、なかなかどうして、コメディでもいけるのね。[パルテノン多摩小ホール] (Yasu)[投票]
★4千恵蔵もすばらしい。きれいなプリントで観たい、無理だけど。 (動物園のクマ)[投票]
★3なんじゃこりゃ!シーンによってコロコロ変わる作風。予想を裏切る展開。ラストは何故かほのぼのしたホームドラマ風に!伊丹万作の変化球演出に初めて球を受けた私は戸惑うばかり。 [review] (AONI)[投票(2)]
★3按摩のアンコウの件は面白いが、総じてよくあるユーモア映画の失敗作のように移り気で散漫、千恵蔵の造形も魅力が薄い。洒脱なハリウッド文法輸入の歴史的価値を除けば、いま読んでも新しい原作と比較にならない。志賀直哉は喜んだらしいが。 (寒山拾得)[投票(1)]
★3原作と映画、伊達騒動に関する知識と三拍子揃わないとわかりにくい部分がある。単なるラブコメとしても見てもいいけど、それだけだと割と平凡。 (リーダー)[投票(1)]
★3天然ゆえにリミッターの外れた男に出来ないことはなく、内面を持たないために間者にはうってつけだが、話は人を叙述する営みだから無内面には耐え難く、原田甲斐という形で千恵蔵を分離して、ガチガチに作為的な旧劇の芝居をやらせる。 [review] (disjunctive)[投票]
★3「小説の神様」と呼ばれる志賀直哉が原作だけに、伊丹監督としては下手な失敗作にすることは絶対に許されなかったはず。それにあえて挑戦して成功を収めているのが凄い。 (タモリ)[投票]
★3伊丹万作という人はビリー・ワイルダーと同じようにシナリオの人だったのかも知れない。現存するプリントが悪くて画面の艶が伝わらないのを割り引いたとしても、構成力には驚嘆するが画面の躍動はイマイチではないか。 [review] (ゑぎ)[投票]