[コメント] 野獣死すべし(1980/日)
小林麻美に姿をさらしてから殺すと云う無意味な行動。
この童貞メンタリティが優作を時代のスターにしたんだと。
根岸季依を殺した鹿賀丈史に講釈を垂れるところなんて、ほとんど大霊界の丹波さんみたいなのに、やってる事はしょぼい銀行強盗だっていう…敢えて言えば、等身大の誇大妄想ってところだが…。等と思って観ていると、室田さんにリップ・ヴァン・ウィンクルの話を始めるところからいつもの優作ちゃんが顔を出し、最後には無駄に平和を貪る東京に虚構の戦争が持ち込まれる。やってる事はまるで内村光良のコントだが、この時勇作が対峙しているのは虚構としての松田優作だ。そのメタ的なリアリティにこの映画は支えられている。
しかし、本作とパトレイバー2の相関が気になる。 さくら先生…。もし、室田日出夫の側から見たこの話がパトレイバー2だとしたら、どうだったんでしょうねえ…? という感じだ。
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