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[コメント] 渚にて(1959/米)
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★5エンド・オブ・ザ・ワールド』ではやっぱり暴動が起こっていた。そういうシーンを入れないと今の観客は納得しないだろう。この映画では人々は最後まで人間としての威厳と誇りを失わなかった。60年代前半、人間こうあるべきだ、人間を信じろ、という信念がまだ生きていたのだろう。きれいごとと言われようが私も人間を信じたい。 (ジョー・チップ)[投票(9)]
★5これは是非『博士の異常な愛情』と共に観てもらいたい。始まりは喜劇に過ぎなくとも、その結果は… [review] (甘崎庵)[投票(6)]
★4紛うことなくこれはグレゴリー・ペックエヴァ・ガードナーの恋愛映画だ。二人のラブシーンの撮影は悉く美しく切ない。ジュゼッペ・ロトゥンノの貢献もあり、スタンリー・クレイマーの中では上出来の映画。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
★3人類滅亡を描くには50年代ハリウッドは善良すぎる。誰もが紳士淑女の範疇に留まる中、ガードナーだけは翳りのある美しさが「悪」と「悔恨」を感じさせ、故にこれは彼女の映画となった。 ()[投票(2)]
★5一隻の潜水艦と一地方都市だけで最終戦争後の終末を描き切る名作。4.9点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(2)]
★5希望、挫折、落胆が塊になってやってくる。ある意味「終焉」というものに向かって突き進む物語であり、終始寒々しさを伴う。人間が自らの愚かしさに気付くのは、いつも事を起こしてしまった後。こんな映画が何度創られようとそれはいつも変わらないのだろうな。 (tkcrows)[投票(2)]
★4レティサンスの古典的名作でとても面白いのだが、セレクトされた逸話がいいものだったかは微妙だろう。ラブロマンスばかり描かれる訳で、それが三態も必要だっただろうか。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★4「終末」といえば絶望と欲望の暴発ばかりを描く昨今の映画とは趣が異なる。「リアリティ」という点でこの描き方は興味深い。また、今日の科学的知見から見れば本作の終末への道程は違和感があるが、それが些細なことに過ぎないと思えるだけの深みがある。 [review] (シーチキン)[投票(1)]
★4幼子との日常に、あるいは酒やカーレースの狂騒に、そして孤独を癒す束の間の恋に、生きた証しを確信しようと模索する人々。人間の非理性的判断の最たる結果として迎えた終末を、何とか理性的に過ごそうとする人々の健気な姿にときおり倦怠が滲むさまが切ない。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4「人間にとって真の愚かさは“自らの手で滅亡させること”である」……この意図を読み取り、反映させた作品が我が日本にあることをご存知か? [review] (荒馬大介)[投票(1)]
★4派手なドンパチが全く無いので、観る側の感情移入次第で評価は分かれると思いますし、理性的過ぎてリアリティを感じないとの意見も多くなると思います。私は、原作にあった、登場人物たちの身体に徐々に影響が現れてくる過程の恐怖感がやや描き足りないように感じました。 (カレルレン)[投票(1)]
★3当時としてはセンセーショナルな作品だった事は容易に想像がつく。本作で描かれる世の中の終わり方や人々はある意味理想的だが、やや恋愛系に振りすぎで会話が長々しく感じる。ラストは重い余韻を残す。 (クワドラAS)[投票(1)]
★4レイチェル・カーソンの「沈黙の春」が話題になっていた時代の映画。文字どおり「渚にて」。それのみのシチュエーションで、制作費と我々の過大なる恐怖心を抑制し、そこがなかなか他の作品にはない独特の余韻を我々に残してくれる。まだ可愛らしいもんだ。 (takud-osaka)[投票(1)]
★4作中で米兵が問う「誰が戦争を始めたんだ?」。だが冷戦が終結した現在ではそれは一人の手にしかない。そして現代の米国人は言う「いつになったら始めるんだ!」と。 (sawa:38)[投票(1)]
★4責任のなすりあいもなければ、抜け駆けの延命もない。この作品は「その時」の人間のとるべき態度として最も美しいものを描いた作品だと思う。淡々と来るものを受け入れるその姿を見て、悲しみがひたひたとあふれてきてたまらなかった。 (ジェリー)[投票(1)]
★4『神よ我に力を与えたまえ』さて、あなたが得た力は何ですか? [review] (washout)[投票(1)]
★3人類滅亡というとパニック映画的騒々しさを連想してしまいがちだが、本来は静かなのかもしれない。 (24)[投票(1)]
★5BGMがちょっと鳴り過ぎてるような気がする。もっと静かなエンディングの方がよかった。 (ガブリエルアン・カットグラ)[投票(1)]
★3極限の中でタワーズ艦長がモイラに安らぎを求めるのは自然で切ない。けれどなぜか感情が高ぶらないのは古さのせい?モールス信号の音がカンに障る効果音と共に緊張感を増す。 (jollyjoker)[投票]
★4”その後”の描写が売りだけれど良く出来ていると思う。現在の目で観ると暴動が無いとか、科学的視点が不足がとかいろいろ突っ込まれそう。ただ、情緒的なところにフォーカスした事で得られる彼岸の風景。人生で一度は通らなければならない。 (t3b)[投票]
★3肝心の、放射能の恐怖が充分に演出されていない。むしろ劇中の人々は、絶望を通り越した諦めの境地に達し、概ね淡々としているし、その様子を描く演出までもが淡白にすぎて、前半は退屈。この映画の本領は後半にある。 [review] (煽尼采)[投票]
★3起こるべき出来事があまりにも淡々としすぎている。たとえ、それが日常的な描写でも……レビューはどうでも良い疑問 [review] (X68turbo)[投票]
★4派手な戦闘や爆発のシーンは無いですが・・・・ [review] (TM(H19.1加入))[投票]
★4悲劇だが希望を感じる。静かな中でペックとガードナーがさすがの存在感。 (ドド)[投票]
★4衝撃映画。故郷への思い、家族、愛する人。いろんな要素が詰まって感動。これまた、独りで観るのが辛くなる一本。 (megkero)[投票]
★4原潜を見送るエバ・ガードナーの姿が印象的。静かだけど訴えかけてくるものは大きく重たい。 (ADRENALINE of Adrenaline Queen)[投票]
★4死をまえにして、みんが静かに、自己満足を全うする。。。合唱。 (ニシザワ)[投票]
★5透明感のある終末。無理に悲壮さを盛り上げないのがいい。 (はしぼそがらす)[投票]
★5終末SF映画の秀作。日常生活に静かに忍び寄ってくる核の脅威の描き方が秀逸。最近『エンド・オブ・ザ・ワールド』という題でリメイクされたようです。 (kawa)[投票]
★3中学の頃に観たとき、本当ならばもっと暴動や混乱が起こるはずだと思ったが。 (丹下左膳)[投票]