コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 戒厳令(1973/日)
- 更新順 (1/1) -

★4ファーストカットの塀と瓦を使ったマスキングされた画面から、全編メチャクチャに凝った構図の連続だ。 [review] (ゑぎ)[投票]
★5北一輝の優柔不断を、煮え切らないままに蜿蜒と描き、最期の捨て台詞に至る。この軟体動物の気味悪さこそ我々の知り得ない政治そのもの。何も描かれないゼロ地点。 [review] (寒山拾得)[投票]
★4「神」は「神」であるが故に「神」であり、人間は決して「神」になり得ない・・・・。 [review] (TM(H19.1加入))[投票]
★2なんか、吉田喜重にしては凡作って感じ。人の脚本だから?一柳慧の硬質の音楽と、モノクロ画面による引き締まった映像が、戒厳令下の帝都・東京の緊張感を持続させているが。['08.7.8シネマヴェーラ渋谷] (直人)[投票(1)]
★5マゾ〜☆ [review] (夢ギドラ)[投票(1)]
★5戒厳令という例外状況、暴力に魅入られつつも、怖れ、忌避する北。朝日平吾の血塗れの服の扱いの如く、血腥い事は他人に押しつけ、自らは「連絡しただけ」の立場に居、永遠に「十数える」事しかできぬ革命家。全てを観るだけの存在=天皇を夢見た男。 [review] (煽尼采)[投票(2)]
★2三國連太郎の演技の上手さ、画面構成の面白さには特筆すべきものがあるが…延々と続く抽象的な会話劇に辟易。 この監督の説明的なくどさにはついて行けない。2点。 (ピカレスク)[投票]
★2いかにも吉田監督、いつものことながら映像は鋭い。うなじに剃刀→夢の話→手首に血→桶に剃刀→革命論。上手い! 確かに上手い! だが、つらい。いかにもATGといった一本。 (リヤン)[投票]
★2絞りを水準に押さえた長谷川元吉のモノクロ映像は驚くほどシャープで最高到達点だと思うが、歴史(二・二六)や思想(ファシズム)からさえ隔たったところで吉田が描こうとしたものは余りに高踏的であり既存の映画文脈から遊離していてきつい。 (けにろん)[投票(1)]
★3台詞と緊張感のみで構成された作品。観る時は相当な気合いが必要です。さすがATG [review] (甘崎庵)[投票]
★2北一輝に深遠なものを求めるのは史実として無理があるように思う。彼の著書を読む限りヒトラーに似た狂人でしかない。吉田喜重は、「さも芸術性や思想性の高そうな雰囲気」をかもし出す小技に長けている。それだけ。 (これで最後)[投票(1)]
★3個人ではなくその思想で、国家ではなく天皇そのものと対峙しようと試み、敗れ行く思想家として描かれる北一輝像は興味深く、緊張感に溢れた硬質な画づくりも魅力的ではあるのだが、その抽象性が説得力を得るまで昇華されていないもどかしさを感じる。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★2思想家北一輝、226事件の首謀者である彼の内面を深く描いているようでいて、その実何も描かれていない。特異なカメラアングルと三國連太郎の重苦しい演技がATG臭さに拍車をかけている。 (sawa:38)[投票(1)]
★2延々続く思わせぶりにへきへき (ペペロンチーノ)[投票(1)]