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[コメント] 十九歳の地図(1979/日)
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★4新聞代払わねえクズや御為ごかしの優しさを高所から押し付ける主婦はわかるが犬にまでと苛立ちと怨嗟は延伸していくがシコシコ地図作りに精出すお前も又同義なのだ。閉塞した坩堝の最下層に棲む「かさぶたのマリア」=沖山秀子。その稀有な文学的実存。 (けにろん)[投票(3)]
★4美術にせよ蟹江敬三にせよ、作り込みが場末を侘び寂びのスノビズムに解消してしまう。発声ができてない本間優二の天然がこれを救うかというと、頭から声が出てる感じが、やはり人を理屈に走らせてしまう。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
★4閉塞感の突破先に右翼を提示した、70年代の終わりを象徴する歴史的作品。その後の「右翼」中上は本作のパロディに見えたものだ。『赤い教室』と並ぶ蟹江敬三の傑作でもあった。雨に流れる牛乳のエロスが侘しくも生々しい。 (寒山拾得)[投票]
★4一番鬱屈していたころの自分を思い出して胸が詰まった。中上健次の映画化としても申し分ない。 (赤い戦車)[投票]
★4分かっているんですね。そんな事をしても何にもならないってことは。彼も私も。でも私の場合は大人になって、ちょっとは相手のことも考えられるようになって、昔ほどではなくなったかなと思っています。 [review] (KEI)[投票(1)]
★4理由のない苛立ちを映像として描写する。しかも観客が分かる。 [review] (夢ギドラ)[投票]
★4この閉塞感は…これこそ「青春」なのではないだろうか。 [review] (ピカレスク)[投票(3)]
★4何というか、カミソリのように心に鋭く切り込んでくる作品でしたね [review] (TM(H19.1加入))[投票(1)]
★3あの堀江貴文も新聞配達少年だったらしいが、彼の特異な性格もこの映画の青年のように培われたような気がしてならない。 (TOMIMORI)[投票]
★4目だよね、本間の。 (動物園のクマ)[投票]
★419歳って、鬱屈してて上にも下にも行けないどん詰まりの閉塞感のある年齢だよね。この苦しみ、哀しみ、持って行きようのない感性、、、 [review] (セント)[投票]
★5十九歳の時、希望にときめく者もあれば、人生の奈落を垣間見て不安に慄く者もいる。紺野とマリアが、明日の自分かもしれないという焦燥を、矮小な生活者たちをさらに小さな地図に閉じ込めるということでしか紛らわすことができない吉岡の蟻地獄。 [review] (ぽんしゅう)[投票(3)]
★4この行き詰まり感はもはや再現できないだろう。時代の空気とはそういったものだ。 (ハム)[投票]
★4負けるという気が「まだ」しなかったし、負けるという「痛み」が実感できなかったあの頃。リアルタイムで観た同年代の当時と違い、今再見すると胸が張り裂ける。私は彼に×をいくつ付けるられるのだろうか。 (sawa:38)[投票(2)]
★3本間は独善的な似非テロリストだが、随分とつまらぬ怒りを胸にたぎらせ、吐き出す場所を探しているあたりは自分との恥じ入りそうな共通点である。そのトランキライザーであったのが、情けない、しかし確実に「オトナ」である蟹江だったことは間違いなかろう。 [review] (水那岐)[投票(3)]
★3大好きな原作に余計なオリジナル要素を付加した監督には「×ひとつ。」三重×ではないのでイタ電をかけたりはしないが、ちょっと寂しくなったので妄想の犬ぐらいは吊させてくれ。 [review] (tredair)[投票(4)]
★4耐えがたいほど世界の醜さを感じ、自分一人だけは特別だと思い込み、行き場のない苛立ちに包まれ、それでいて外の世界を少し恐れていたりもする、そんな季節。 (マッツァ)[投票(4)]
★4感情移入「する」というよりも、無理やりに感情移入「させられた」というほうが近いようなくらいの生生しさ。見たくないけど、見せられてしまう・・これも青春、と片付けるにはあまりにしんどすぎます。個人的に似てる部分があるから余計そうなのかもしれないけど。 (蒼井ゆう21)[投票(1)]
★4蟹江敬三 さいこー! (worianne)[投票(2)]
★5僕は尾崎豊が重なる。 [review] (chokobo)[投票]
★5ホントの傑作。原作の中上文学以上に、鮮烈な映像とともに19歳の叫びが聞こえた。 (ALPACA)[投票(2)]
★3都会、孤独、対象なき苛立ち、故郷は和歌山、童貞と中上エッセンスがギュウギュウ詰め。 (もしもし)[投票]
★4この時期この場所でこのような浪人時代を送っていた私には思い入れのある作品。暗さは救いになるか、てなことを思わずにいられない。 (ぱーこ)[投票]
★5柳町が中上原作で鮮やかにある時代の鬱屈を切り取った傑作。 [review] (OZU)[投票(4)]
★4内容は良く覚えていないが、インパクトの強い作品。もう一度見てみたい。 (takeshi)[投票]