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[コメント] 白い巨塔(1966/日)
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★4教授戦の陰に女(小川真由美(財前の愛人)、藤村志保(東の娘)、岸輝子(東の妻))あり!こっちの戦いも面白い。 [review] (jollyjoker)[投票]
★5唐沢版も良いが何といっても田宮二郎のは迫力が違う。手術のグロテスクな場面とか石山健二郎の料亭での品の無さとか白黒だと抵抗感も少ない。滝沢修の存在感はなかなかのもの。裁判で勝てたのも納得してしまう。 (英樹)[投票(1)]
★4登場人物の行動が須らく政治的動機に理由づけられる。その潔いまでの割り切りが観賞者を惹きつけて止まない。田村高廣にしたって「政治には与しない」という態度を徹底的にとることがまた「政治的」なのだ。複雑なようで実にシンプル。そしてハードボイルド。だから娯楽として楽しめる。 (緑雨)[投票(2)]
★5原作が優れているので、それなりの作品にはなっているかと見始めたが、いいホンだった。更に凄いのは画の迫力、そして登場人物の熱が伝わってくる演出だ。小説の映画化では原作を越えるものはなかなか無いと思うが、これはその稀有な1作だ。 (KEI)[投票]
★4捌き裁かれ塔の中 [review] (はしぼそがらす)[投票(2)]
★3「どんな手段を講じてでも、僕は教授になってみせる」。ジャーン、ドドドドドドドーン。「そ、そんな馬鹿な!」の繰り返しが2時間半。告発として優れているが、サスペンス仕立てのマンガ以上のものではない。ボースン石山健二郎の快演が嬉しい。ともあれ合掌。 (寒山拾得)[投票(1)]
★3この脚本にこの役者陣。無敵としか言いようがない。 (赤い戦車)[投票]
★5橋本脚本のどうしようもなく生(なま)で魅力的な人物群を、嬉々として演じる俳優たち。山本薩夫は彼らを冷静かつ巧妙に物語に配置する。次のシーンや台詞で事態がどう変わるか予測できない緊張感。そんな先行きが読めない醍醐味が2時間半途切れない幸福。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★3権力争いなんてものは醜いが、これが結局社会の縮図か。それにしても、題名が上手い。 (NAO)[投票]
★5大阪弁を話す田宮二郎が見たくて観賞。2時間半の長編だが見応え充分。日本映画でここまで見せてくれるのは素晴らしい。 [review] (HILO)[投票]
★5教授の面々が戦国武将に見える。戦の中の男たちは渋いね。 (パグのしっぽ)[投票]
★4患者の病巣と、医学界の病巣を巡るドラマの同時進行が、科学者としての立場と政治的立場との絡み合い、という一本のドラマをも成す。単なる権力闘争に留まらず、個々の医者としての価値観のぶつかりが、陰影を生む(だが肝心の財前と里見は紋切り型)。 [review] (煽尼采)[投票]
★5前半の権謀術数入り乱れるあたりはこういうのあるよなって結構見くびっていた部分がありましたが、凄まじい展開力で持っていく。医療をそのまま見せるところも緊迫感の度を上げるのに貢献している。 [review] (t3b)[投票]
★5山崎原作の段階でエンターテインメントとしては完成され尽くしているのだから、ストーリーテラー山本が捌けば下手を打つ筈もないが、時代に裏打ちされた確信的とも言える役者たちのグルーヴ感が並ではない。恍惚なまでの至福と言う他ない。 (けにろん)[投票(1)]
★4自信過剰な傲慢男の矯正物語と思いきや、本人はちぃとも反省してないのが面白い。腹黒いおいちゃん(下條正巳)が新鮮。 (TOMIMORI)[投票(1)]
★4重厚な原作を優雅にも見せたTV(田宮)版も見事だが、同じ話を2時間ほどの息をもつかせない映画に纏める、まさに<バイパス手術>は圧巻。田宮二郎の目ヂカラは、X線以上のパワー(誤診してるけど)。 (chilidog)[投票(1)]
★3橋本忍の包丁捌きには感嘆するが、尺の必然とは言え、政争にかかりっきりではさすがに飽きる。上の椅子を渇望してもそこで何がしたいのか、財前はただのエリート意識と出世欲の塊に過ぎないのか?告発としての機能は確かだが、ドラマを感じたのは東教授の娘が里見教授を称え医療の病巣を嘆くシーンのみ。 (kiona)[投票(1)]
★4古い邦画を久々に観ました。中盤以降の田宮二郎の表情の恐ろしさと言ったら!そして台詞がすべてきちんと聞き取れる・・・なんていう当たり前のことに感動してしまった。。。 (みか)[投票]
★4医学界の話だけあって誰にも感情移入はできないが、二枚腰、三枚腰の吹き荒れるパワーゲームに150分間全く気を抜く暇なし。結局落ち着く所に落ち着いた感じだが、簡潔で分かり易い演出なので、娯楽サスペンスとしても存分に楽しめる。患者となる側からすれば、ラストショットは底冷えするような怖さもあった。 (クワドラAS)[投票]
★41 時間ドラマで 20 回の内容を 2 時間半に詰め込んでるから、展開の性急さは否めない。が、そのぶん切れ味が鋭くなっている。 (わさび)[投票]
★3唐沢財前のドラマを見て、原作読んで、是非是非田宮財前を見たくて映画を見ました。時代の壁?などつらつら考えさせられました・・・3.5です。 [review] (草月)[投票]
★4原作を上手く纏めて実にスピーディかつスリリング。この面白さは人物の性格付けの判り易さにも拠っている。多くはある意味類型的だ。田宮二郎の鬼気迫る演技。強烈な視線。小川真由美の悪女っぷり。舅役・石山健二郎の汚らしさ。加藤嘉の融通の利かない高潔さ。田村高廣藤村志保の正義感。そんな中で滝沢修だけが際立って複雑であり、この映画に幅と奥行きを与えている。 [review] (ゑぎ)[投票(11)]
★4紋切り口調のセリフが多くどうなることかと思ったが、こんなに面白いドラマを見せてもらえるとは。→再見&review赤化 [review] (G31)[投票(3)]
★5そうか、俗物としてそれぞれが動く人物たちがぶつかると、まったく俗でない人間のドラマになるんだ、と思った。私の心の奥にもいる小さな悪魔が、ぴく、ぴく、と反応しちゃうのね。人間の俗な部分を直視しないと、非凡なものはできないんだなー。 (エピキュリアン)[投票(1)]
★4物語をほとんど知らなかったので、舞台が大阪ということに驚いた。頭の中で、勝手に東京が舞台だと思い込んでいた。 [review] (なつめ)[投票]
★3グイグイ押してくる迫力はさすがだが、ダイジェスト版を見ているようで物足りなかった。 [review] (ざいあす)[投票]
★5病院を舞台にしたヤクザ映画。 [review] (シーチキン)[投票(4)]
★4田宮二郎はテレビの時ヒゲをはやしていなかったと思いますが。 [review] (chokobo)[投票(1)]
★5社会派でありながら娯楽としても一級品。サスペンスでありながら何度観ても楽しめる。原作を読んでいればまた別の愉しみ方が出来るという、殆ど奇跡みたいな映画。→映画版・TV版(旧)キャストを比較採点 [review] (町田)[投票(14)]
★4アクションに頼らないでも面白いものが作れる、邦画はもっともっと誇っていい。主人公とその周辺の自己中心的な行動に、誰が正義で誰が悪かなんて興味はなく、どんな行動が勝ち組として成功できるかに興味を絞り込んで、緊張感が削がれない。長尺な原作は相当削られたと見るが、こんな風に想像力を喚起させられることは嫌いじゃない。 (モモ★ラッチ)[投票(4)]
★421世紀に入ってからみました。この映画から引用(パクる)ってるドラマ多いですね。さすがにこの映画完成度高いです。 (ヒロ天山)[投票]
★4邦画不世出のインテリジェンス溢れるダンディ、田宮二郎面目躍如のピカレスク・フィクション。ただしその活躍の場所は病院よりも料亭・バーに比重が傾くが…。清純に揺れる野の花よりも鮮やかな毒花・小川真由美が視線を奪う。社会派・山本薩夫の手腕による迫真のドラマは長尺を感じさせない上手さだ。 (水那岐)[投票(4)]
★5「完璧」としてのドラマがある。傑作長編小説を圧縮した「完璧」なる脚本が故、一秒足りとも無駄に出来ないという執念に満ちている。故にまったくもって目が離せない極上のドラマが生まれたのか。キネ旬1位に敬意。 (sawa:38)[投票(1)]
★4とことん突き放して描いてるな。[Video] [review] (Yasu)[投票]
★3「なんぼや、あっちが権力ならこっちは金や」関西弁がおりなす最大のきな臭さ、もう最高、かなわないよ (マツーラ)[投票(3)]
★4実は弟が医者をやっているので、今度そこら辺の権力抗争についてちょっと聞いてみようと思ってます(笑) [review] (甘崎庵)[投票]
★4原作を読んで、ドラマをみて、最後に映画をみた。映画の短い枠に収めるのが難しいスケールの作品だと思うが、必要最小限のエピソード・セリフを有効活用してうまくまとまった映画になっている。ただ・・・ [review] (worianne)[投票(2)]
★4橋本忍のような脚本家は2度と出てこないのか (kenichi)[投票]
★4田宮二郎、コレ以上は考えられないくらいのハンサム。しかも影ありまくり。2時間半の上映時間を飽きさせない、良質の映画。 [review] (4分33秒)[投票]
★4大名行列のような教授回診は、この作品が有名にしたのでは。 時代は変われど、色褪せない面白さ。大学病院の実情もさほど変わってないということか。 [review] (AONI)[投票]
★3「病院」と「陰謀」の組み合わせに衝撃を感じる時代であることが前提の社会派娯楽。今じゃ6時のニュース見る方がよほど衝撃的だ。従ってラストの「余韻」も、それが現代まで続いている事を知る俺としては、素直に浸る余裕はない。どうしたもんかね。 ()[投票(1)]
★4あんな豪華な顔ぶれの会議風景、圧倒されちゃう(笑) 小沢榮太郎、滝沢修・・・みな素晴らしい。 (3WA.C)[投票]
★5権謀術策の飛び交う教授選を絶妙の配役で描く。G31さんも言っているが,財前(田宮)を悪,里見(田村)を善とする基本モチーフはあるものの,両者の中に批判を可能とする脚本・演技・演出の巧さ。 (死ぬまでシネマ)[投票(1)]
★4本作を含め、この時代の日本映画(特に社会派人間ドラマ)は秀逸なものが多い。 (ヒエロ)[投票]
★4最後の滝沢演じる船尾教授が証人に立つシーンは原作では違う教授だがあえて教授選に敗れた船尾をもってくるところに橋本忍のうまさを感じる。 (斎藤勘解由)[投票(6)]
★4子供の頃に見ていてあまりの重さに圧倒されてた。 (荒馬大介)[投票]