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[コメント] 笛吹川(1960/日)
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★3傑作『楢山節考』に続く深沢七郎作品。優れた厭戦映画の資格十分なのに不思議と淡泊な演出で不満。パートカラーも達観するかのようで逆効果だった(達観しているのか、それとも)。俳優単位では優れており、『陸軍』の変奏を奏でる凸ちゃんもすごいが武田信玄を呪う荒木道子さんもすごい。 [review] (寒山拾得)[投票]
★3もともと木下恵介ってスタイルの統一の無い人なのに、でもこういう実験は好き、という困った人なのだ。フィルムへの着色は殆ど何の効果も発揮していない。美醜にも影響していないのではないか。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★3「二十四の瞳」に続く完全反戦映画なんだけど、最初の方は人間関係が込み合っていてよう分からんかったです。でもそのうち、「人間が死ぬ=どこかで人間が生まれる」のリフレイン、 [review] (セント)[投票(1)]
★3モノクロ画面に着色する手法は、センスが感じられない上に意図も読み取れないから、非常に気持ち悪かった。しかし、ここでも高峰秀子は圧倒的で、老け役を見事に演じきる姿に感動。ところどころ見応えはある映画だけど、全体的にダルい。 (太陽と戦慄)[投票]
★4「行く川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」そんなことを思わされますね。 [review] (甘崎庵)[投票]
★1モノクロにあとから部分的に彩色する、という実験的試みは失敗。 戦国の世の市井を描く、とは言ってもあまりにも平板でドラマ性に欠ける。 (みしま)[投票]
★3異彩。とても幻想的。夢かうつつか観てる側も感覚がぼやけてしまう。時間軸が長いので間延びした感はあるけどね。 (氷野晴郎)[投票]
★2紋切り型の詰まらない反戦映画。原型のひとつでもあろうブレヒトの『肝っ玉おっ母』の方がいかにダイナミズムを感じさせる主張を持っていたことか。死者の国に通じるあの橋を母親が渡ったことで、橋のアナロジーは途中で崩壊してしまう。イーストマンカラーの着色は児戯に等しかった。 (水那岐)[投票(1)]
★4「川の向う側」に翻弄される人生。災被は遥か彼方の世界で起こり、そして時折死の知らせとして「川のこちら側」にやってくる。ある日気付くと幼児とともに死の世界にいる老婆。それは「海の向う側」の戦争に弄ばれた日本人たちの想いと二重写しに描かれる。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★2橋と川のもつ映画的効果を最大限に活かした作品。川のほとりの古いあばら家や、この家にまがまがしいものを持ち来る橋などの舞台設定はとても秀逸。川の土手をスクリーンの右端から左端まで走っている若者をキャメラで遠くから捉えた場面は気が遠くなるような映画的美しさに満ちる。しかし、 [review] (ジェリー)[投票(1)]
★3なんじゃこりゃ?採点不能につき・・・でもスケールは大きいですね。実験映画です。 (chokobo)[投票]