コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 赤坂の姉妹 夜の肌(1960/日)
- 更新順 (1/1) -

★3前半は、国会議事堂、山岡久乃の料亭や淡島千景のバー、その隣の印刷屋や産婦人科の病院、ホテルや代議士事務所、自動車教習所、フランキー堺が女給を手配するクラブ、といった様々な場所の人物の出入りをスピード感あふれる繋ぎで見せる。 [review] (ゑぎ)[投票]
★2落日の寂寥も伸し上がりの活力も決定的に欠ける。東宝的硬質さでは大映的艶やかさが要件の物語を御しきれないので、所詮はブラジルや北海道といった新天地に希望を見出す民青的終焉に帰結してしまう。男を手玉に取ってなんぼの世界で不実を問うのも野暮だわ。 (けにろん)[投票]
★3風俗小説の生臭い面々に交じってぎこちない川口知子の初々しさと、彼女を批評する伊藤雄之助の海千山千が印象に残る。東宝系でここまで政治家を小馬鹿にする作品は珍しいのでは。 (寒山拾得)[投票]
★2川島雄三は東宝では喜劇に徹したほうがよかったのかなあ。 (さいもん)[投票]
★2軽佻にしても重厚にしても、躁と鬱が混在した川島映画が好きで、本作とか『花影』みたく、鬱ばかり際立ってしまった作品って余り好きになれない。成瀬や豊田と違って、川島がそれをやると、どんより暗くなり過ぎるんだなぁ。厭世観に説得力があり過ぎるんだ。 (町田)[投票(1)]