高校演劇なら通用するのかもしれないが、映画にするとおかしな点が多い。

そもそも体育の赤点など世界でいちばんクソどうでもいいので、君たちは帰ればいい。問題ない。

体育の補習なら制服ではなく体操服を着る筈。

制服で砂の上に伏せる女子高生などこの世にいない。

補習と称して炎天下のプールで掃除をやらせ、教員が立ち会わないのはただの虐待なので保護者と警察に報告しなさい。

そもそも7月にプールがこの状態のわけがない。脚本最大の瑕疵。

7月の晴れの日中に体調悪いやつが日なたで横になったら死ぬ。

登場人物が汗をかかない。

なんか言い分ありそうに描いているが、体育教師は全員クズであり例外はない（職業差別）。そう描けない高校演劇のママゴト感。

■■追記

上記のようにおかしなところを指摘したものの、全員熱中症で死んだ亡者という可能性はあるな…　終わらないプール掃除は賽の河原。体育教師は地獄の鬼。アカギの鷲巣麻雀みたいなもんだ。死んでなお泳がずにはいられない、踊らずにはいられない、化粧せずにはいられない。彼女たちが亡者ならタイトルもグッと意味深になる。