[コメント] おらおらでひとりいぐも(2020/日) - 更新順 (1/1) -
沖田修一の『野いちご』。これは哲学。六角精児ほど「どうせ」が似合う俳優はいない。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] | |
沖田作品はタッチが好きでいつも見させてもらってる。でも早くも、冒頭からの15分で戸惑い、いつもの待望感が出てこない。この予感はそのままラストまでぶっちぎる。老人の話なのに面白くないなんておかしい、と老人は叫ぶ。 (セント) | [投票] | |
なかなかユニークで楽しい感じがある。年をとるごとに積み重なる悔悟と、少しずつあらわれてくる孤独。それはそう深いものではないが、深くないだけに日常のすぐそばにある。だからこそ、楽しさを伴って年をとる日常を過ごしたいものだ。 [review] (シーチキン) | [投票] | |
一見コミカルな画面づくりだが、ここには老いの哀しみが溢れている。暇をもてあまし病院や図書館に群れ集うだけの日々。分身たちは桃子に怠惰で刹那的な生き方を奨める…つまりは緩慢な死だ。必要とされないヒロインは孫にいい顔をし、せいぜい存在を覚えて貰うしかない。「寂しさ」たちの合奏で踊る彼女のなんとちっぽけで悲愴的なことか。 (水那岐) | [投票] |