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[コメント] 37セカンズ(2019/日=米)
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★4紙媒体になぜこだわったのか。同人サイトを経由するのが普通だろう。雑誌がイベントの起点になるから前提の弱さが以降の尤もらしさを損なう。またヒロインには才能も度胸もあり最初から完成されている。自分の中には課題がないから自分探しは外へ向かう。 [review] (disjunctive)[投票(3)]
★4あえて心の内を晒してみようと思う。それだけインパクトのある映画だったから。 [review] (K-Flex)[投票(1)]
★3何度となくユマは寝床で目覚めて、自分の身を起こす。自分の身を起こすというアクションの為の目覚めなのか。女性達が体で表し、顔で伝える。車椅子は聖なる弱者の玉座ではなく、活ける実存の器となる。なけなしの具体性で現実と渡り合ってこその映画、そして物語。ならばこそ、遡行の旅程はより具体的な人生を賭した独力の冒険であるべきではなかったか。〔3.5〕 ()[投票(1)]
★4障がい者の性欲という際どい課題は仕事を通じたアイデンティティの確立や母親の庇護からの脱却とリンクされる。その物語方便の虚構は佳山明の実存の圧倒の前で気にならない。しかし、それらが放逐され俄に舵を切った自分探しは少なからず形骸的で惜しい。 (けにろん)[投票(2)]
★4主人公のユマ・佳山明の、化粧する顔の接写から始まる。これはフラッシュ・フォワードだ。続いて、帰宅中のユマと駅で待つお母さん・神野三鈴との待ち合わせ。ユマがこゝで第一声を発するが、あゝいい声!と思う。彼女の声と口調は何と云っても、本作のチャームポイントだ。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
★4障害者は「不便」だが「不自由」ではないと乙武洋匡は自著「五体不満足」で書いていた。不便は社会的な仕組みや設備の改善によって「便利」に置き換わるが、我が身にふりかかる不自由を解消するためには自らが主体となって「自由」を獲得しなければならない。 [review] (ぽんしゅう)[投票(3)]