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[コメント] ここは退屈迎えに来て(2018/日)
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★4地方都市の道路が良い。店舗が道沿いにしかなく、どこかで見たデカい看板。 「成れなかった者」には、その没個性が安心するんです。埋もれたいんです。 [review] (Soul Driver)[投票(1)]
★3移動する車内というのは映画的な空間かも知れない。どこからかどこかへと辿り着くまでのモラトリアムの時間そのものの謂いであるとも言える。それはあきらかにこの青春映画の主要モチーフとして展開されている。変わり映えのしない時間は変わり映えのしない空間=土地の風俗へと通訳され(10年前も後も何も変わらない街)、その中を走り続ける車からの視点は、虚無的なようでいて、しかし駆動的でもあり。 ()[投票(1)]
★5時間が丁寧に描かれる。時間はときに麻薬のように思考を曇らせ、少しだけ身の丈に過ぎた期待を若者に抱かせる。誰もが抱くあの時の未来への希望、過去の美化だ。その幸福願望の正体が、退屈なモラトリアムが招いた妄想だと気づいたとき、若者たちの青春は終わる。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4成田凌が淡い失恋の重心となって構築される青春の仮構じみた追憶は、ロードサイドの閉塞と関連を持たないように見える。失意の体系に組み込むには嘘臭い橋本愛のかわゆさはロードサイドから浮いている。 [review] (disjunctive)[投票]
★4なぜ皆高校時代に戻りたがるんだろう?僕は高校時代に思い入れは無いけどね [review] (さず)[投票]
★5「じゃない」者たちの物語。 [review] (IN4MATION)[投票]
★3あこがれの少年「椎名くん」に仮託された都会幻想、青春幻想。それが地方の若者たち全てに共有されるものではないにせよ、周囲への見栄や、無意識のナルシシズムは得てして人を焦らせるのか、と漠然と思わされる。 [review] (水那岐)[投票]