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[コメント] 狂った果実(1956/日)
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★4鮫の如くヨットの周りを徘徊するモーターボート。そこから巻き起こる怒涛のカット割り!!中平康の映像センスが素人俳優達をスターへと導いた。ウェイターに外国語で話しかけられた岡田真澄が「焼酎ある?」と尋ねる台詞がオモロ。 [review] (AONI)[投票(8)]
★4異様な表情をした津川雅彦がモーターボートでこちらへ向かってくるタイトルバックから画面に惹きつけられる。津川と北原三枝が付き合い始めてからの話の運びは少々退屈だが... [review] (ゑぎ)[投票(6)]
★5マイ・フェイバリット映画。どうせ観るならクソ暑い夏、エアコンなんか付けません。そして僕もこの映画のドロドロした熱〜い世界に入っていくんです。石原裕次郎の連中にからまれないように、そぉーっと北原三枝を遠くで眺めながら・・・ [review] (ギスジ)[投票(2)]
★3寝転ぶ若い二人の足元だけを撮り、その足のもじもじ具合で発情を表現していたのが素晴らしい。 [review] (づん)[投票(2)]
★3これを格好いいと考えた世代(?)がいると思うと理解に苦しむ。良心的に見れば当時の「若さ」が感じられない事もないが、もっと意地悪な目で見ると原作者(脚本)の人間性が見えてきて不愉快になる。 (死ぬまでシネマ)[投票(2)]
★3うちの両親世代の映画。両親との生活に対する価値観の違いを時折感じたものだがコレね [review] (torinoshield)[投票(2)]
★2オープニングのただならぬ雰囲気は5分と持たず、兄弟二人で女を獲り合うドロ臭い 情念話が展開するのでした。 極端に言うと、最初と最後だけ見れば十分ではないかと。 (たかやまひろふみ)[投票(2)]
★3石原裕次郎に全く魅力を感じない現代っ子としては、ボートを走らせる長門裕之に似た津川雅彦の若さだけが強烈印象に残るだけの作品。さらに特別出演で石原慎太郎が出ているのだけれど「だから何?」レベルを超えていない。 (ジャイアント白田)[投票(2)]
★4手足の動きひとつで魅せる北原の性、早口な台詞回しと対照的な裕次郎の歌声、迫りくる津川の眼、岡田の格好よさ、そして何といってもラストの過激さ、そのカット割。何でもない物語をここまで見せる中平康の、これは立派な演出の映画だ。 [review] (ナム太郎)[投票(1)]
★2頑張っている箇所がすべて、鼻持ちならない気障な演出に感じられて苛々するが、この外連味の延長線上に『砂の上の植物群』を作ってくれたので許す。助監督として蔵原惟繕の名が登場したことにも納得感。 [review] (煽尼采)[投票(1)]
★3うちよせる波、ギラつく水面、軽口を叩き合う若者達、通奏低音としてのジャズ、見る間に艶かしくなっていく北原三枝と青臭さをそのままに生きる津川雅彦、モーターボート、その逡巡と暴発。のっぴきならない夏の空気が全編に横たわる。〔3.5〕 ()[投票(1)]
★3けっこう堅実な作品ではないか。たとえば石原裕次郎が初めて北原三枝に迫る場面、クロースアップされた石原の顔面がミラーボールの光によって明滅する。沈黙とは裏腹のふたりの激しい情動は、バックで鳴るけたたましいジャズに重ねられている。いささか安直かもしれないが、ツボを押さえた演出だ。 [review] (3819695)[投票(1)]
★2ラストは衝撃的だけど、取り立ててどうって事無い作品。石原裕次郎北原三枝がカワイイのと、津川雅彦の執念深い蛇の様な目が印象的。['04.5.7京都文化博物館] (直人)[投票(1)]
★3そんなに悔しいかい?弟よ。 [review] (ピロちゃんきゅ〜)[投票(1)]
★4どいつもこいつもデビュー作で素人っぽいところが良いです。この映画の主な出演者の中で唯一北原三枝だけがベテラン(若いけどね)。でも新鮮ですね。 [review] (chokobo)[投票(1)]
★3ワンショト単位で見れば面白いのだが、つなげて見ればズタズタで汚らしいのはゴダールやトリュフォーと同じ。でも、なんとなく許せるのは、若い男たちの腑抜け顔や、女たちの太く短い足に表出する「純日本製」印にDNA的根源さの安堵と共感を得ているからだろう。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4みずみずしいのか、素人っぽいのか分からない芝居も、中平康のお洒落さで見事に統制。 (ALPACA)[投票(1)]
★4みずみずしい彼らの青春。俺の青春ではない。 (tikitiki)[投票(1)]
★2女をめぐっての兄弟喧嘩が生な感情を表出せず鬱屈するジメジメ感は、中平のキザな技巧のもとで湘南の陽光とこれ見よがしに対比される。慎太郎描く無軌道の耐えられない軽さ。キザの相乗効果は哀しいことに枠内で安住してる。 (けにろん)[投票(1)]
★3主演2人を差し置いて悪いが、北原三枝と岡田真澄のセクシーさに尽きる。なぜこの世代の人間はこんなに色っぽいのか。昔の映画はこれだから止められない。 70/100 (たろ)[投票]
★4この時代の役者はみな早口でセリフも棒読みで何を言っているのかよくわからない。でも、衝撃的な展開と桟橋に置き去りにされたトランヂスタラジオに何となく古い映画なりの良さも感じた。 [review] (IN4MATION)[投票]
★3仕方のない事だが、モノクロなのが残念。 (_da_na_)[投票]
★4以降の邦画はフランス製ヌーヴェル・ヴァーグを模倣するのではなく、本作を何度でも観て、これを越えるものを作って欲しかったです。 [review] (甘崎庵)[投票]
★4この映画の北原三枝、とてもいいな。裕次郎には勿体ない。中平康はこれを超える映画を遂に撮れませんでしたね。 (熱田海之)[投票]
★2面白くもなんともないな。カッティングもいいか?原作がどうしようもないんだろう、多分。 ()[投票]
★3後先省みず暴走できるのが若さか。そんな中で一人冷めた岡田真澄が物悲しい。津川も裕次郎もみんな青臭くて瑞々しい。 (マッツァ)[投票]
★5当時ココナッツ・ウクレレが若者の間で流行していたのは本当なのかな?若者象徴の輝きを余す事無く抑えた素晴らしい映画・・・フランス人、お目が高いですね。「勝手にしやがれ」「大人は判ってくれない」にこの映画は生きているのだから。 (かっきー)[投票]
★5悪い男になりたいと思った。落とし前のつけ方もいい。岡田真澄が最高にハイカラだ。あこがれの青春時代。 (luv)[投票]
★4若い岡田真澄の切ない女たらしとか裕次郎のせっぱ詰まった反抗心とか、すごい伝わってくるものがある。せりふなんか、聞こえなくていい、って感じで突っ走るフィルムが、青臭く悲しくて大好き。 (エピキュリアン)[投票]
★4凄絶なラスト。しかし、そうでもしなければ収まらないだろう。 (丹下左膳)[投票]
★4かなりオシャレに仕上がってる感じ。映像のモダン度も抜群。しかし、古いためか、せっかくのセリフの早口が聞き取れない残念度で4評価。 (RUIVSKY)[投票]