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[コメント] 河内カルメン(1966/日)
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★4強がりと落胆、嘘と本音、情と現実を不器用にないまぜにして露子(野川由美子)を世間に送り出す勇吉(佐野朝夫)との別離シーンが白眉。これを契機に露子は人生を「ふっきる」のだ。境遇、欲望、身分、貧富、性癖。そんなしがらみは勇吉とともに消滅したのだ。 (ぽんしゅう)[投票]
★4野川由美子の天然を生活力へ置換する際、淡白が愛の信憑性と矛盾する課題が対生成される。男たちは引き際のよさで女の好意を恣にするが、あくまで引いてしまうのである。これに対応して佐野浅夫は別れの演技で恋心を本物にする。 [review] (disjunctive)[投票]
★4鈴木清順の中でもその軽快さ、快活さにおいて特にお気に入りの一本。冒頭からドリーショットが冴えまくる上、意表を突く演出が次々と出てきて眩暈さえ覚える。 (赤い戦車)[投票]
★4野川由美子! 完璧な美貌ながらそこに人を寄せつけぬ冷たさはなく、能動的かつ受動的な男性遍歴を経ても芯の人格的潔癖を失わず生来の明朗を保つ。演出家が溝口的/今村的な「女性性礼賛に裏付けられたサディズム」を欠くがゆえの魅力的な造型。あるいはそれがカルメン性か。たとえば『故郷に帰る』の高峰秀子も。 [review] (3819695)[投票(7)]
★4鈴木清順監督はやはりエロスを好むようだ。原作者の今東光と言えばエロ坊主作家だったはず。しかし、野川由美子はsexyな女優だったんだね・・・ (RED DANCER)[投票]
★4鈴木清順らしいケレンみのある遊んだ演出がある中で吃驚するくらいオーソドックスかつダイナミックな画面造型が共存している。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
★3この時代に遊んでいた人たちに「近頃の若いヤツは…」と言われていたのかと思うと愕然とします。 [review] (づん)[投票(2)]
★1ツユコは美人。それだけだった。。 (あちこ)[投票]
★3トラウマのトの字も知らないような、ヒロインのこのあっけらかんとした生き様はどうだ。それを考えると、もしかしてこれって意外に清順的な題材だったのかも。[Video] (Yasu)[投票]
★3他の監督が撮れば「お色気アバンチュール・コメディ」にでもなろうものを、清順はこれを「トラウマ・セックス地獄めぐり」にしてしまった。やっぱりこの監督間違いなく基地外だ。 (水那岐)[投票]
★4溝口のような悲壮感はなくサッパリとした語り口で、ラストは爽快さすら感じさせた。清順演出も隠し味的に効いている。それにしても、役者をモノとしか思っていないような後年の作品に較べ、なんと人間(特に女)が活き活きと描かれていることか。 (太陽と戦慄)[投票(1)]
★5日活をクビにならなければ…(05・12・16) [review] (山本美容室)[投票(1)]
★3冒頭、バラの花を口に咥えて山道でちゃりんこ漕いでる野川由美子は気違いじみて笑えるが、スタイル良いし弾ける様な若さで痛快だし、清順らしい前衛的なシーンも随所にあって面白い。しかし、当時の野川はこんなに魅力的なのにどこで道を誤まったのか…。['04.11.11VIDEO] (直人)[投票]
★5普通に面白い。鈴木清順入門編としてお勧め。なんて言ってるのは俺だけか! [review] (ペペロンチーノ)[投票(4)]
★4男達は死に、そして女は逞しく生きる。 [review] (もしもし)[投票(1)]
★4こういう逞しくも無邪気な生き様の中にこそ人間的な潔癖さを感じる。 (マッツァ)[投票(1)]
★4こういうのが好きだなあ。一見お洒落で軽快なんだけど、清順のケレン味がいいスパイスになってて。『月曜日のユカ』みたいなノリかと思いきゃ、気味の悪い破戒僧が出てくるあたりは後の大正三部作にも通じるかも。 (リーダー)[投票(1)]
★4この路地裏の匂い。じめじめした湿度。キャバレーの裏口のいかがわしさ。夜の女の明るい猥雑さ。底辺の生活のあきらめと野心。最低の女と最低の男。こうして言葉でかくと月並みだけど、でもすごい手応えでそれが伝わってくる。 (エピキュリアン)[投票(2)]
★3見所は野川由美子の太腿。他には太腿とか、あと太腿とか。 (たかやまひろふみ)[投票(1)]
★4野川由美子にしびれました。 (動物園のクマ)[投票]
★4ずいぶん無茶な筋立てだねえ。 (_)[投票]
★3「オンナ」はカラダひとつあればどこでだって生きて行けるんだ。 (movableinferno)[投票]