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[コメント] ローサは密告された(2016/フィリピン)

なかなか激しい映画でした。麻薬の販売も、警官たちも、そうやって生きるしかないのか。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







印象的だったシーン、ローサが「あの女の世話だけにはなりたくない」と罵っていた親せき(妹?)。娘が助けを乞うために頼むが、さんざん悪態をついて、どなった挙句、それでも「こんだけしか無いから」と、いくらかお金を渡したシーン。

対してローサに借金がありながらも、「勝負運がにげる」とか言って、ビタ一文助けなかったギャンブル狂い女。

ローサを密告したのが、よく知った近所のガキどもだったが、そんなローサも簡単に売人を売った。

署内でローサと家族たちのやりとりを、壁ひとつ隔てて、殴られてぼろぼろになって手錠で繋がれた売人が、血ヘドを吐きながら聞いているシーンも、「その後」のことを考えると、恐ろしい。

それでも、今できること、売れるものはカラダまで全部売って、両親を助けようとする子供たちの奮闘は熱くなる。

よく判らなかったのが、悪徳警官の親玉が、身だしなみを整えて、裏口から出てゆくシーンを、ずっとカメラが追っていたが、それがなんだったのか、意味が判らなかった。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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