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[コメント] 黒衣の刺客(2015/台湾)
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★3講談読物を使って独自の方法論を先鋭化、アクションは見処多いが、他は書割の画ばっかりじゃん。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★4全篇に亘る花鳥風月の大胆かつ細やかな視聴覚的定位が映画の基底を形作り、美術・装飾・照明の一糸乱れぬ独創的連携が他に類を見ない屋内空間を描く。この完璧主義演出の貫徹は、しかしホウ・シャオシェンの映画から愛嬌を奪い去った。技術の極致と讃えるべき作だが、私はこれを映画の魔法とは呼ばない。 (3819695)[投票(3)]
★4もどかしく寸止めが繰り返される語らいや風景のように処される技斗が常道カタルシスから遠いとしても、この年月を費やし工芸品のように磨き上げられた画面の隅々から立ち上る無常感。それでも生きていくしかない人への親愛と慈しみも又侯孝賢の真骨頂だ。 (けにろん)[投票(2)]
★5静かな「情」の物語。 [review] (ナム太郎)[投票(2)]
★3これが「武侠」映画かあ?好みの分かれるスタイルだとは思うし、自分には今一つ、合わないということで。 [review] (シーチキン)[投票]
★5ここにきて侯孝賢はまだ進化する。半透明の布が何層も折り重なった奥の方で黒い影が動き、それが手前に見えるまでの持続。蝋燭の炎が揺れ動き、眼が慣れるにつれて微かに漂う煙も見えてくる。光の推移、大気の動きの定着。一方で、鳥の群れの動きや移動ショットなど「もっと観ていたい」と思わせる快楽的な画面を躊躇うことなく寸断する編集の潔さも併せ持つ。 [review] (赤い戦車)[投票(2)]
★5久々のシャオシェン作品だ。アクションに挑戦はしているが、そこにはまさに正真正銘、シャオシェンの世界が存在する。 [review] (セント)[投票(3)]
★1“情景”を描ける稀有な作家ホウ・シャオシェン。実は「情景しか描けない」という馬脚を現す。この映画は綺麗なだけで魂がない。 [review] (ペペロンチーノ)[投票]
★2木の葉のざわめき、幼子と戯れる蝶。これは運命を自然のなかに位置付ける映画かと思ったのに、画が過剰に創作され、刺客の身の上が意味ありげに言語化されるため、物語が中途半端に見え隠れして思考が解放されない。ミニマムの力を信じ、もっと徹すればよいものを。 (ぽんしゅう)[投票(3)]
★4あゝリー・ピンビンの美しい画面!何と云ってもチャン・チェンの妾宅のシーンが圧巻だ。御簾の奥のカーテンというか、紗のような布地の扱い、或いは蝋燭の炎の扱いがスリリング極まりない!こんな映像、今まで見たことありません! [review] (ゑぎ)[投票(5)]