★3 | 事実の裏側の緊迫した事情を描いたと言っても、玉音放送が無事に流れた事実は動かせない。ストーリーを楽しむより、人物描写を楽しむべし。昭和天皇、鈴木首相、阿南陸相がいい。目がアッチに飛んでいた畑中少佐の描写も良かった。陸相夫人には泣かされた。 (ジェリー) | [投票] |
★2 | 原田眞人とは相性が悪いらしい。会話主体のせせこましい進行で観ていて面白みが全く感じられなかった。受動的に小説を読まされている感じ。映画ならではの「動」がもう少し欲しかった。 (IN4MATION) | [投票] |
★3 | 全体に面白く見たけれど、いかに日本的風景、日本的気質を描こうが、でも、やっぱり、演出が目指しているのはハリウッドではないか、という落胆が大きい。前作(岡本喜八版)との相違については、多くはプリプロダクションの設計の問題だと割り切れるのだが、ハリウッド志向は撮影現場、もしくはポストプロダクションにおける愚行だ。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★4 | 名作の真っ向勝負を避けたのは正解。これはこれでアリだし、特に配役が全て素晴らしい。酎吉さんを観たのは久々だけど抑えた演技が的確で助演男優賞あげたいくらい。ここまでやったら役所さんの最後のあれは事後だけでも良かったのではないかと。松坂くんはこういう役もしっかり受けるから好感度高い。 (tkcrows) | [投票] |
★3 | 東條英機以外の見所が無い。56/100 (たろ) | [投票(1)] |
★3 | 構図と編集リズムによりドラマのエモーションを高める作為は前半に関しては一応の成果を見せ、ミクロに集約された三者の思いの錯綜は新鮮でさえある。ならば将校の叛乱は寧ろ描かないくらいでよかった。後半は流された感が横溢した岡本版の劣化模倣だ。 (けにろん) | [投票(3)] |
★3 | 現実味を帯びた熱い人間模様の描出としては鑑賞中時間を忘れる程度によく出来ているのだが、もう一歩「虚しさ」みたいなものを感じさせるまでの後味には至らなかった気がする。それができてこそのリメイクだと思うのだが。 [review] (緑雨) | [投票(3)] |
★3 | 何と言っても一番の成果は中嶋しゅう怪演の東条英樹。そして、最大の失敗はこの男にヒールを背負わせ切れなかったこと。むろん東条ひとりを悪者にするには異論もあろうが、戦争を体制側から娯楽として「面白く」描くには、やはり図抜けた「狂気」が必要なのだ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★5 | イロイロ言いたいことはあったんですが、とりあえず「★5つが0」と言うほどには酷くはなく、本木雅弘と山崎努がエラく良かった、ということで高得点にしておきます。 (るぱぱ) | [投票(1)] |
★3 | 個人的には政治家の丁々発止の方が圧倒的におもしろい。 [review] (K-Flex) | [投票(1)] |
★4 | 今時これだけのことをよく描き切ったとは思うけど、何だか『突入せよ! あさま山荘事件』に似た感覚。“体制側”の映画のような気がする。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(3)] |
★4 | もう70年前というべきか、まだ70年前というべきか。自分は後者と考えたい。終戦直前の数日間は間違いなく、明治維新と並んで日本の命運を分けた重く長い日々だった。軍人はなぜ絶望的な戦争を続けたがるのか。文民統制の大切さを改めて思い知らされる。 (カフェラテ) | [投票] |
★2 | いつもの原田眞人といえばそれまでだが、とにかく画面の繋ぎ方が雑で話が盛り上がって来たと思ったらその高揚を断ち切るかのように場面が切り替わってしまう。まるで本来3時間以上ある映画をダイジェストで見せられているかのような気分である。1967年版より中心となる人物を絞り物語の背景を丁寧に描くことで話が余計難解になるような脚本を書けるのはむしろ才能といえよう。今後も精進すると良い。 (Sigenoriyuki) | [投票(2)] |