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[コメント] ホーリー・モーターズ(2012/仏=独)
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★5傑作。なんという刺激に満ちた映画だろう。開巻の白樺が描かれた壁の造型を見た瞬間、既に飛び抜けたビジュアルセンスを感じる。そしてラストまで、ずっとニヤケっぱなしになり、映画って楽しいなって心から思うことができる。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★4冒頭、映画ツールのはじまり、根源的なモンタージュが示される。人生とはその役柄を演じることである様式の様々なエピソードが10以上も映像化される。人生とは虚飾であり、われわれが生きていることはすなわち仮面の世界である。 [review] (セント)[投票(4)]
★4冒頭で提示されるマレーの連続写真のように、映画の原初的な力を取り戻すこと。カラックスは突発的アクションの可能性に賭けたのだろう。突然犬が現れ、突然髪の毛を齧り、突然楽隊の行進が始まり、突然歌を歌い出す。『ホーリー・モーターズ』にはあらゆる「突然」が詰まっている。 [review] (赤い戦車)[投票(3)]
★4別段、めくるめく事件の羅列を「絵解き」しようと躍起になった訳ではないが、自分の中では映像作家ないしは演技者の人生の寓意劇、というところで落ち着いたのだけれど、間違っているのかな?露悪と悲哀が共存するドゥニ・ラヴァンはさておき、役柄に徹しきれない女を演じるカイリー・ミノーグが悲しくてたまらない。 [review] (水那岐)[投票(3)]
★4傑作。可笑しくってたまらんかったが本質をえぐっている。ダウンタウンの松っちゃんがやりたいのってこんな感じなんじゃないかな、と思った。 [review] (緑雨)[投票(2)]
★4ドゥニ・ラヴァンには一一作品分の出演料を請求する権利がある。各所の発想に認められるギャグマンとしての才、鮮やかに文体を更新したレオス・カラックスの演出は最大級の賛辞に価するが、映画はラヴァンの酷使を前提に成立している。演じることの疲労において、ラヴァンとオスカー氏は限りなく等しい。 [review] (3819695)[投票(1)]
★4訳がわからないが、面白くないわけではない。 面白いような気もする。 (アリ探し)[投票]
★3演じ続けることの哀切と滑稽。仮想現実の性技のために肉体を失い絡み合う雌雄、非理性を象徴する怪人と脱母性的女が口ずさむ子守唄、虚実まみえる廃墟での通俗的再会と別離。各部は刺激的なのに総体が希薄なのは反復の弊害か。深夜の愚痴り合いは痛恨の蛇足。 (ぽんしゅう)[投票(3)]
★3カラックスを愛すべきイジケ野郎だとは思うが、にしても刹那に耽溺し自虐的に過ぎないか?正直ミノーグビノシュに重なり痛々しく照れ隠しのウータンは白ける。ラヴァンの11変化は唯一「メルド」が破壊的だが哀しいかな焼き直しなのだ。 (けにろん)[投票(3)]
★2カラックスの不純な恋愛が観たかった僕は、強烈なカウンター食らいました。いつまでも恋愛映画ばっか撮る訳ないだろと思ってはいましたが。。話もよく分からなかったし、途中映画館でケツが痛くなるし、知り合いと合っては何も話せなかった。観直します泣 (ギスジ)[投票]