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[コメント] ゼロ・ダーク・サーティ(2012/米)
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★5殺し屋の資質、彼女の涙。(What takes to be a killer, without tears. ) [review] (ケネス)[投票(8)]
★5キャスリン・ビグローの「お仕事中毒な私!」シリーズ。猛者の中に紅一点の主人公に重なるキャスリン・ビグローの執念。それ故か、とても熱のこもった映画に思える。興奮した。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(6)]
★5CIA、アメリカ、テロリスト、映画の製作者、それを楽しんで見ている我々。全員間違いなく地獄行きだ。皆平等に罪深い。分かりきったことだが絶対の正義などなく、絶対の悪などない。どうして自分を守るために他人を傷つけて、それは永遠に止まることがないのだろうか。 (サイモン64)[投票]
★5前作「ハート・ロッカー」のあの極度の緊張感を、この作品で何と3時間も続かせるこの演出力は、キャスリンを巨匠と読んでも差支えない出来である。それほどの快作であり、けれど立派な娯楽作でもある。 [review] (セント)[投票]
★4誰かが与えられた「役割」の中で「ベストを尽くす」ことで、誰かが死ぬ。それがイスラムの自爆テロであるか、米の諜報作戦であるか、過ちであるか正しさであるかに関わらず。それが世界のシンプルな「機能」として終わらない様の残酷。何のための「ベスト」なのか。茫漠としてわからぬまま、何もかも間違っているような、正しいような・・・はっきりしているのは終わらない「機能」の正確さと個の隷従の悲劇のみ。 [review] (DSCH)[投票(3)]
★4クライマックスまでは実話とかどうこうに関係なく、スパイサスペンスものとして一級品の出来ばえで、リアルさと緊張感にあふれたスリリングな展開が楽しめる。 [review] (シーチキン)[投票(3)]
★4映画を見ることのマゾヒスティックな快楽を味わえる。世界再現を引き受けた重圧の行く先が観客に向かうのは当然の流れだ。その整流化の効率性と、効率性を支えた忍耐深いシーンの積み重ねのち密さに慄然となる。襲撃シーンの深夜未明のほの暗さの描写力の高さには敬意を表する。 (ジェリー)[投票(2)]
★4スクリーンに身を委ねているうちに、いつの間にか「米国目線」に憑依している自分に気づき恐ろしくなる。その戦慄を味わうことにこそこの映画の意味がある。ラストシーンのジェシカ・チャステインをみれば、これがプロパガンダなどではないことは明白だろう。 [review] (緑雨)[投票(2)]
★4他人の評価を気にすることなく、仕事に没頭できる人、期間があるのだろうという映画。全く関係ないけど伊丹十三監督作品を途中で思い出してしまった。 (Soul Driver)[投票(1)]
★4‘〜based on first hand accounts of〜(この映画は直接聞き取りした証言をベースにした)'とロールにあるが、そのベースの上に創作したんだよ、という意味だろう。そして、本作は実によく計算された娯楽作品だと思う。 [review] (KEI)[投票(1)]
★4CIAの女性ノンキャリアのもがきが新味。長官を筆頭にエリート上司陣が作戦にGOを出さないじれったさと、GOが出てからの瞬発力。国家の判断の重さにいら立つ主人公に危うく感情移入してしまう一歩手前の居心地の悪さ。まるでお宝に見えないあの死体袋がもたらす虚無感と、スパイ映画の極上のエンターテイメント性が同居する驚き。 (まー)[投票(1)]
★4ありがちな祖国礼賛英雄譚になっているかと思ったら比較的抑制の利いた淡々とした描写だった。見ていて気持ちよい話ではないが、一人の女性の仕事への執念が、世界的な影響を持つ出来事に繋がったスパイ・ドラマとしては緊張感があり面白い。 [review] (Walden)[投票(1)]
★4ハート・ロッカー』でも感じたが、嫌なイスラム社会を描かせたら天下一品だな、キャサリン・ビグロー。どこまで事実に基づいてるのかわからんが。映像は抑えた描写でビン・ラディン殺害後も抑えた表現だった。(2022/11/13/KOBCL) (USIU)[投票]
★4地獄の扉を開けたような映画。 [review] (t3b)[投票]
★4監督にワーカホリック映画の第一人者の称号を。 (ホッチkiss)[投票]
★4淡々と冷徹な撮り方なのに、恐ろしさがすごい。緊張感がすごい。娯楽性がありながらも怒りと歴史を冷静に伝えて来るのがすごい。 (あちこ)[投票]
★42時間半やる意味はあった。それだけ実際も大変だったということだ。っていうのが伝わってきた。 (BRAVO30000W!)[投票]
★4音の重量感はタマらんかったですなぁ。88/100 [review] (たろ)[投票]
★4後味が良い作品じゃない。でも、だからこそ本作は評価されるべき。 [review] (甘崎庵)[投票]
★4エンタメ性もあるとはいうものの、伝えたいことはこれ、だけど、安易な感情移入はしないでくれ、っていう観客への挑戦的姿勢のほうを強く感じた。これをアメリカ礼賛映画だとかいう人がむしろ先入観持ちすぎでしょ。 (ツベルクリン)[投票]
★4アガるんだけど、冷静に考えたら「これって、ルパンもびっくりの世界最高最強の武装強盗団の話だよな」と思ってみたり。そう思わせたと言う意味で成功しているとは思うけど、それでも相手にしてみれば怒るのもむべなるかなの作品。 (ごう)[投票]
★4怒りと暴力、悲しみと喪失感。そういうのがいつまでもグルグル巡り巡ってるんだな。 [review] (HAL9000)[投票]
★4これをプロパガンダと批判するのは短絡的で、クライマックスの襲撃作戦の手に汗握る緊張感は本物。結局、大衆はこういうものを見たいのだし、それに応えている。 (ガリガリ博士)[投票]
★3どうにも白黒はっきりしないのは、二項対立で割り切ることの安易さ批判ではなく、白にも黒にも「いい顔」したいというキャスリン・ビグローの八方美人根性のせいにみえる。『ハート・ロッカー』のときも感じたが、この人には当事者意識が欠けている気がする。 [review] (ぽんしゅう)[投票(5)]
★3米軍の拷問風景が中途半端なのが気になる。現実を淡々と描くなら、米国の観客が映画館で吐くくらいやらなければ嘘だ。何かが気になる。☆3.8点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(5)]
★3作戦を実行するのはDEVGRUのオッサンらである。その作戦の決行を判断するのもオッサンたちだ。これはマヤがいなくとも成立する話である。少なくともそう見せてしまう。そこに語り手が抱える人生の課題が痛切に表現されている。 [review] (disjunctive)[投票(4)]
★3製作当時はそうでもなかったのだろうが、なかなか豪華多彩な出演者だ。まず、『永遠のジャンゴ』のレダ・カテブへの拷問で始まる、というのが意表をつく。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
★3言いたいことは世界の警察USA。作戦前のリラックス描写と最後の涙は不要。 [review] (笹針放牧)[投票(2)]
★3力作であるという点には反論する気はない。むしろ、力作という以外に特に取り上げたくなる部分がない。 [review] (Master)[投票(2)]
★3アルカイダへの拷問を価値判断抜き(価値中立)のつもりで描いてもの凄い。このCIAたちは死んだら自分が地獄に堕ちるのも織り込み済なのだろう。 [review] (寒山拾得)[投票]
★3ガチンコ・ハードコアかたぎ。こんな人が嫁だと、休みの日に子供放ったらかして怪獣映画とか『殺人魚フライングキラー』とか見耽ってたら、掃除機でぶったたかれそう。 (kiona)[投票]
★3カナリアかっこいい。後ろから肩ポンポン。 (黒魔羅)[投票]
★3あまりに淡々としすぎて全然気分が乗らず、漫然と観ていたらいつの間にかビンラディンのセーフハウスを発見していた。SEALsの強襲シーンはなかなかの迫力。 (パピヨン)[投票]
★3「捕獲」でなく「殺し」に行くということの是非なぞビグローの念頭には無く、代わりに大穴プロジェクトを的中・成功させた女の子のサクセス譚として語られる。頑張った自分への感傷に涙されても正直シラける他ない。前線基地の日常描写など棄て難いが。 (けにろん)[投票]
★3ラストシーンの涙に意味はない。ただこぼれてきてしまった涙だからこそ考えさせられるし、作品の重さを感じられる。 [review] (deenity)[投票]
★2映画を殺した者への、映画による復讐 [review] (Orpheus)[投票(9)]
★2言い訳ばかりに終始して一向に画面が動かない158分。動いているのは物語だけだ。物語を動かさずとも開始5分で画面を動かしていたレオーネウエスタン』(165分)やマイケル・マンヒート』(171分)の偉大さを思い知る。 [review] (赤い戦車)[投票(2)]
★2徒労に終わった情報収集まで、全てをありのまま盛り込むことがリアルと言えるのかどうか。観ているこっちは退屈なだけ。小説なら紙幅の都合で割愛しますがと言えるシーンがてんこ盛り。結末がわかっているだけに退屈。 (IN4MATION)[投票]
★2んーーー、やっぱ長いわ。何度も睡魔が襲ってきた。 (stimpy)[投票]