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[コメント] 煙突の見える場所(1953/日)
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★4時折爆発するホームドラマには場違いなレイアウト主義の冷たさは関千恵子や田中春男ら境界人を容赦なく怪物にする。劇画化は育児ストレスとの混線に過ぎないにしても、赤ん坊は淡々と大人たちの愛欲を交通整理し高峰と芥川比呂志をラヴコメになだれ込ませる (disjunctive)[投票]
★4怒りや不満は些細な事で消えちゃうもんだ。戦後の共存意識にほんのりする。80/100 (たろ)[投票(1)]
★4未来から振り返ることを想定して作られたかのような、忘れられてしまうであろうさりげない日常の綴られた感。 (G31)[投票]
★4朝の静寂から始まりながら、たちまち物語は生活音に支配され、散りばめられた日常の可笑し味に苦笑しつつも、緒方夫婦(上原・田中)の無策ぶりに対する健三(芥川)と仙子(高峰)の考察には哲学問答の高尚さが漂う。軽そうに見えて人と時代を見据える重厚な力作。 (ぽんしゅう)[投票]
★4和製『赤ちゃんに乾杯』…逆だ逆。 [review] (甘崎庵)[投票]
★5非常に複雑かつ豊かな映画だ。タイトルが暗示する通り類まれなるロケーションの映画であり同時に音−ノイズの映画でもある。リズムのいいテーマ曲も印象深いが法華経の念仏、ラジオ、赤ん坊の声などオフスクリーンの音が氾濫する。高峰秀子の仕事が商店街の街頭放送のアナウンサーという音を作る仕事をしていることも象徴的だ。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
★4話の主旨と離れるが、健三さんと仙子さんの間借り人同士というシチュに萌え。 [review] (おーい粗茶)[投票(2)]
★4上原謙 演ずる緒方隆吉がちょっと身勝手なんじゃないかと思ったが、その立場に立ってみればあんなものかもしれない。自分自身、人にあんな言葉を吐いた事はなかったか? [review] (KEI)[投票(1)]
★4他人からは一見幸せそうに見えても内実は違っているように、おばけ煙突とは、ものごとを別の角度から見ると全く違って見えることの象徴だろうか。 [review] (TOMIMORI)[投票(3)]
★3戦後は決して明るくなどなかった。貧しく、冬は寒く、戦争の傷痕は生々しかった。そんな時代、煙突は人の温もりと営みを示す目印だった。生真面目な語り口。しかし意外にセクシャル。 ()[投票]
★4戦後がまだ続いていそうな日本の庶民の生活がくっきりと浮き彫りになっている。 それぞれのエピソードはそれほど深くはないが、シンプルにまとめている。どうしても、上原謙夫妻の話しに重きが行くが、どうも設定が嘘っぽく、空言のようであった。 [review] (セント)[投票(2)]
★3タイトルに直結する風景や土地がよいのに、展開されるストーリーはあまり面白みがない。 (檸檬)[投票]
★4軽妙な科白の掛け合いから暖かい人情噺を紡ぎ出す脚本が素晴らしい! しかしおばけ煙突ってホントにどうなってんだ? 2本になるまでは解るが…? (死ぬまでシネマ)[投票]
★3上原謙田中絹代も好きじゃないし、赤ん坊が泣いてるのが延々続くシーンは、ウンザリするが全体的には、まぁ面白い。上原×田中夫婦より、芥川比呂志×高峰秀子のカップルの方がカワイイし、三好栄子が笑える。['05.4.9京都文化博物館] (直人)[投票(1)]
★4五所平之助監督作品では一番です。小国英雄さんも黒澤監督と苦楽を共にされている頃で、脚本にダイナミズムを感じます。オバケ煙突ってほんと見る角度によって本数が変化するんですよね。懐かしいですね。(歳がばれますかね?) (chokobo)[投票]
★4裸足で路地裏走り回ったあのころを思い出します。お化け煙突、謎だったなあ。 (ぱーこ)[投票]
★4おばけ煙突がなつかしかった。 (動物園のクマ)[投票]
★4斬新な音楽・斬新なタイトルバックで始まる軽妙な作品。焼け跡闇市の時代はすぎたけれど戦争の痕色濃い時代の下町ものです。しみじみとします。 (ジェリー)[投票(1)]