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[コメント] 告白(2010/日)
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★2原作が持つ周到な計算に基づいて次第に判明する事実の面白さを、中島は時系列を無茶苦茶にし、その魅力を著しく低下させてしまった。またモブキャラ生徒たちに細かく名前と設定を与えたのはいいが、能年玲奈の無駄遣いとしか思えない。使われた血糊の量だけで高評価をつけている人たちは今一度原作を手に取ってみてほしい。 [review] (IN4MATION)[投票]
★5ガッ!とつかんでワーッ!と持っていく映画。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(1)]
★4この映画は中島監督(お得意の極彩色は物語に合わず使えなかった)のモノではなく、天才少年A(熱演)のモノでもなく、可愛いだけ(それで十分)の橋本のモノではサラサラなく、堂々とした演技を見せた松たか子のモノだろう。ラストに近い1シーンがある。 [review] (KEI)[投票]
★4中島哲也のモンテクリスト伯。 [review] (Soul Driver)[投票]
★5一見、場違いな雰囲気も漂う新任教師役の岡田将生の演技さえも、映画の中の異様な空気感作りに一役買っているのも、監督の意図的なものもあるのだろうが感心してしまった。 [review] (わっこ)[投票]
★4松たかこ演じる女教師の淡々とした口調が空恐ろしく、いい意味で期待を裏切る展開。 原作を読んで見たくなりました。 (ペパーミント)[投票]
★2転校とかするよ、普通 [review] (HAL9000)[投票]
★4子供を上手く愛せないことと、その犠牲。 [review] (きわ)[投票(1)]
★4よくできている。ガキどもの心理描写も見事。 (二液混合)[投票]
★1すべてが薄っぺらく、嘘っぽい。 何も惹かれるものがなく、嫌悪感を感じた。 (アリ探し)[投票]
★4父親不在の物語。 (koba)[投票]
★5映像がオモシロイですね (ユメばくだん)[投票]
★4ストーリーもむちゃくちゃだが、それを表現する映像美もむちゃくちゃ。『嫌われ松子の一生』の時もそうだったが、「色」の極端な使い方がとても上手。映画の新しい表現の仕方を「魅せて」もらった気がした。 (Walden)[投票]
★3相変わらずの中島哲也。観客の興味を持続させる、要は退屈させないための労力は惜しまないが、一方で間の演出だとか、沈黙で語る、所作のみで表現する、などといったことには徹底して興味の欠片もないらしい。とにかく万事が説明・説明・説明である。 [review] (太陽と戦慄)[投票(5)]
★3このところ愚作を次々と生産してきた中島哲也だが、今回はさすがに愚作とは呼べない。音楽ビデオ的に、色合いから動きから何まで制御された画面の整然とした嘘っぽさは、ペラペラと語られる「告白」で構成された作品世界にも合致する。 [review] (煽尼采)[投票(3)]
★4時間を自在に圧縮、伸張する技術に加えて、鮮やかなカットバックによる時間遡行までやって見せる。多視点による一つの事件の進行解説の腕に何の疑問もさしはさむ余地はない。しかし、「人間の弱さ」に関する主題論的シンボルが乏しいために、深みは出なかった。 (ジェリー)[投票(1)]
★4初めの30分で犯人判っちゃったじゃん・・・この後時間余っちゃうんじゃないの?と心配になりましたが、そんな私の杞憂を吹っ飛ばしラストに向けてドンドン惹きつけられる作品でした。面白かったw (考古黒Gr)[投票]
★4ホント、学生って嫌い。 (stimpy)[投票]
★5美しい。全編に行き渡る緊張感がたまらない。感動したわけではないのだが、巧みなリズムが、冷たさが、痺れるように気持ち良かった。 [review] (パッチ)[投票(1)]
★4一昔前であれば倫理的に認め難かったであろう「復讐」という行為をこんなにも簡単に観客に受け入れさせ、あろうことかそこにカタルシスを生み出すとは。これはもう完全に最近の世相を反映した登場人物のキャラクター造形勝ち。 [review] (kazya-f)[投票]
★5哀しみを宿した審判者=教師の「教育」は遂に成就する。一粒の悪意を撒き、人の疑心・憎悪・偽善と幼児性を苗床にして無限増殖する負のスパイラルを巧みに利用した復讐劇。なべて幼稚なガキ共は「教育」され「嫌悪」し、「成熟」するがよい。唾棄されることによって本作は完成される。反駁し、唾棄せよ。ひたすら唾棄せよ。これが反語表現の極み。見たか文科省、これが本当の命の重みだ。ブラボー。 [review] (DSCH)[投票(4)]
★1私は小さい子供が死んだりひどい目に遭う映画はそもそも全部嫌いなのだが、その上、得意顔でなにもかもわかった風な顔されてもなあと、鼻白んでしまう。ダイアローグとモノローグを時系列前後させながらつないでいく手法や、映像のセンスと画質の美しさはすばらしいと思う。 (サイモン64)[投票]
★4これだけ大勢の登場人物がいて、その全ての人が限りなく病んでいてただの1人も観客の目線を持たせない映画がいままであったのだろうか。心の闇を洪水のように垂れ流すだけでなくちゃんと良質な映画としてしかもかなり軽やかに成立させていて職人技的ではあるも圧倒的なパワーを感じた。 (kaki)[投票(1)]
★4気持ち悪いくらいの敬語口調。それを全て無としたラストの一言。これってホラー映画だね。 [review] (らーふる当番)[投票]
★12010年ワースト。セリフでイチイチ説明する手法にはウンザリ。これが日本アカデミー賞? アカデミー賞日本代表出品(最終選考落ち)? ええ?!『下妻物語』の監督作? がっかりだよ。 (のこのこ)[投票(1)]
★4中島監督らしい型破りの映画。 [review] (solid63)[投票(1)]
★5ある共通前提を絶対化し、思い込み行動する人たちの悲喜劇?? [review] (蒼井ゆう21)[投票(4)]
★4本屋大賞で期待していたからか、原作の感想は面白いんだけどどこか惜しい、というものだった。そして今回。中島監督は、彼自身のワールドで確実に忠実に、小説の世界を映像化する天才だと思う。それは「どこか惜しい」という感想までも再現されるということだった。 [review] (あちこ)[投票(1)]
★4人間がそれぞれ持つ傲慢で自己中心的な目論見や他社への侮蔑や劣等感について、他の人たちと“告白”しあいたくなった。静謐な映像とは裏腹に、観る者すべてに徹底して露悪を迫る踏み絵的な映画。傑作! (田邉 晴彦)[投票]
★1好みの問題かもしれないけど、重いテーマでありながら、娯楽としてみればいいのか、社会的メッセージがあるのかないのか、伝わってこないのが非常に心地悪く、完成度が高いとは思えなかった。原作を読んでいればまた違うのかな。 (Shiko)[投票(1)]
★5学校関係者が見て、何を思うんだろう。記憶に残る映画でした。 (ぱちーの)[投票]
★4松たか子さんが素晴らしいですね。こういう演技ができるようになった。『ヴィヨンの妻』を超えましたよね。 (2011/01/12) [review] (chokobo)[投票(1)]
★4これほど美男美女だらけの学校生活はさぞ楽しいのだろう [review] (Coz)[投票]
★5子供と一緒に観たくない圧倒的ホラー。殊更に血を見せる必要はないとは思うものの、だからこそ起きている異常な世界が強調されるという皮肉。自分の子供だけはこうではないと観ている親たちは皆思うだろうが、たぶん作中の親たちもきっと同じ、という恐ろしさ。いつも画に凝る監督だが、今回はこう来たか。見事だ。 (tkcrows)[投票(2)]
★5分かり合うことの難しさ、魂の孤独 [review] (paburo57)[投票]
★5ある程度期待して観に行ったけど、さらに良かった。終盤まで緊張感があって、衝撃を受けました。映像もかなり良かったです。 [review] (takasi)[投票]
★3原作既読者の「これがどんな映画に?」との興味への最低限の欲求は満たし飽きさせないが、肝心の映像表現は底が浅い印象。特に終盤の過剰演出には辟易。役者の演技も芝居が過ぎるし何より音楽に頼りすぎ。力は認めつつも、よりシンプルにとの思いを抱く。 (ナム太郎)[投票(1)]
★4私刑をテーマとした陰惨な面はあるが、選び抜かれた言葉や考え抜かれた論理構成が際立ち、これとよく拮抗している。 [review] (G31)[投票(3)]
★4豊かで平和で自由で公平でなおかつモノや情報が溢れている(ように見える?)日本社会の中で人々が幼稚化してしまっている現実が露骨に描かれていて複雑な心境でした [review] (TM(H19.1加入))[投票(1)]
★4ようやく分かった。監督は冷静なんじゃなくて冷たい人なんだ。 [review] (甘崎庵)[投票(8)]
★5虚構とリアル。ミスリードと見せかけて仕込む罠、尖った映像。唸り頭を抱えた。 [review] (chilidog)[投票]
★4短い上映時間で原作のテーマを完璧かつオリジナリティも含めて描いた中島哲也の手腕はお見事。クラスの雰囲気から恐ろしさを感じさせた、それだけでこの映画化の成功を確信しました。(2010.07.11.) [review] (Keita)[投票(2)]
★4原作のいい部分を最大限に映画に転用している。欠陥もまた原作の持ち味であって、視点を変えればまた違った愉しみも出てくる。 [review] (shiono)[投票(6)]
★4たとえば悪意不在という悪意 [review] (TM)[投票(5)]
★2どうしてこう一から十まで全てを科白で説明してしまうのか。どんなに凝った映像も、後追いで説明を補完しているに過ぎず、映像表現から生まれるはずの映画ならではの感情が喚起されない。鮮血のイメージも、ここまで安売りされると飽き飽きしてくる。 [review] (緑雨)[投票(4)]
★4父親の影がほとんど見えない世界。3人の母親(先生と2人の生徒の母)たちの悲劇。 [review] (代参の男)[投票(1)]
★3すごい映像だけど、すごい映画ではない。 [review] (K-Flex)[投票]
★3何もくれない映画 [review] (不眠狂四郎)[投票]
★3この前見た『青い鳥』とは真逆の悪意に満ちた学園ドラマで、暗雲立ち込めたスタイリッシュな映像も最初は痺れるが、それにも慣れるとゆとりがどうなろうと知ったこっちゃないと少し醒めてしまった。 [むさしのミュー/100701] (TOMIMORI)[投票]
★5凄い…!ひさびさに韓国映画に劣等感を抱かずにすむ邦画を見た。 [review] (イリューダ)[投票(3)]