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[コメント] ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い(2009/伊=スペイン)
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★2絵画を風景として画面に用いる手法は『グレースと公爵』という先例があるが、更には街並や室内も書割を用いて舞台美術的に表現。ロメールの一種、倒錯したリアリズムに対し、本作は劇中劇としての“ドン・ジョバンニ”と現実シーンとの境界を曖昧化。 [review] (煽尼采)[投票]
★3どうしても主人公よりモ−ツァルトやカサノバに目が行く。 [review] (ルクレ)[投票]
★4カルロス・サウラは内から抉るのではなく外側から敢えて輪郭を何重にもなぞるようなタッチで、凡庸ならざる「ドン・ジョヴァンニ」像を描き上げた。陳腐な伝記映画に伍することなく、むしろ一歌劇の成立の過程をトレスする彼の方法論自体が知識欲を心地よくくすぐる。 [review] (水那岐)[投票(1)]
★4歌劇の劇作家ってあまりイメージがないけれど、この映画はそういう歌劇の脚本を書いた人が主人公です。カサノヴァとかモーツアルトも当然登場するがそれほど入り込むこともなく、歌劇が作られるまでを映像で綴っていく。 [review] (セント)[投票(1)]